『商品よりもあと味を先に売りなさい』を読んで

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オンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」を通じて、

日本実業出版社様よりご提供いただきました。

読んでみて…

うん、なかなか良い本でした。

 

私がなぜこの本に注目したかというと、

まずタイトルが心に響いたんです。

私って、自分ほどいろんな仕事を経験している人には会ったことないってくらい、

転職回数の多い人です。

そりゃもう、アルバイトでも、正社員的な仕事でもどちらでも。

やりたいことを目指しながら、フラフラとやってきましたからね。

 

ここ数年はずっとライター的な仕事をやっていますが、

実は、トータルでいうと、

接客業をやってきた年数のほうが、長いっちゃ長いんです。

今でもたまに、

「あー、こんな室内で頭抱えているよりも、

人前で声張りながら、チャキチャキ働きてー!」

って思う時、あります。

(きっとまたどこかで接客業っぽいことはやると思っています。

自分で店やるなり…。)

 

…とまぁ、

そんなことはどうでもよいのですが、

なぜこのタイトルが私の心に響いたか?ですが、

 

いつも私、人に言ってたんです。

 

「人間ってのは、高い買い物であればあるほど、

その時どんな人から買ったかという思い出を、ずーっと持ってるもの。

だから大体のものは、感じよくしてれば売れる」

と。

 

ちなみに私、

販売系の仕事においては、自分で言うのも何ですが、

大変よく売るタイプでした。

ある会社のあるパソコンを売っていた時は、

その店に在籍している期間中、誰にも負けなかったです。

 

…とまぁ、

そんなことはどうでもよいのですが、(2回目)

 

そんな私には、

この本のタイトル、

 

『商品よりもあと味を先に売りなさい』

を見たとき、

「お、その通り! よく分かってんじゃん!

ちょっと読んでみたいな」

と思わせるものがありました。

…では、感想書いていきます。


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当たり前が難しい…

この本の作者の方は、

『レリアン』という婦人服販売店でずっと勤めていた方らしいです。

この本は終始、この方のレリアンでの体験談をもとに書かれています。

 

まえがきにも書いてあるように、

確かにこの本には、

”当たり前のこと”が多く書かれています。

しかし、だからといって、読む価値がないわけでは全くなく、

そんな当たり前のことを読みながら、

自分の経験と照らし合わせて、

「そうそう!」と共感するのが、私としては楽しかったですね。

 

まぁ、人間、そうすることが当たり前と分かっていても

なかなかその通りにはできないものですけど…。

 

(ですから、私がいかにこの本に共感したとはいえ、

この本の通りのことができていたかというと、そんなことはありません。

非常に”レベルの高い”当たり前なことが、たくさん書かれていますので…。)

こちらはメリアン

「良識」は「常識」の上位概念

読み始めて、最初に私がとても感心したのは、

「常識」「良識」の違いについてですね。

 

「常識」とは、

一般の社会人が持つ知識・価値観・判断力のことで、

「良識」とは、

物事に対する健全な考え方、健全な判断力のことを指す、と。

それでいて、

「良識」とは、「常識」の上位概念であると。

 

ですから、つまり、よい接客とは、

人として当たり前のことをやる意識を持ちながら、

かつ、TPOに応じた臨機応変な対応もしなくてはならないのです。

このへんは、確かにマニュアルには書けるものではありませんね。

(レリアンという会社には、マニュアルの類は一切ないそうです。)

良識とは、「こうしたら相手が喜ぶ」「こうしたら相手が嫌な気持ちになる」ということを自らの心で感じ、行動に移したものです。

…良い言葉です。

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この本がいわばレリアンのマニュアル?

この本は、後半が特に面白かったです。

前半はですね、

確かに良識の話は面白かったのですが、

レリアンにはマニュアルがないと言いつつ、

レリアンの接客を自画自賛しながら、

読者に「この本自体がいわば、レリアンのマニュアルなの?」

と感じさせてしまう内容になっていますね。

 

「あれ? 自分はこれからアパレル業界で働くことを志望して

この本を手に取ったんだっけ?」

と錯覚してしまうほど…。

 

全体を通して読んだとき、

私の場合は、もっと”総合的な”接客業の心遣いにまつわる話を読んでみたかったので、

「何だ、アパレルだけかぁ…」

とほんの少し残念に感じたことは否めません。

 

まぁ、もちろん、いろんな業種に通ずる部分はあるわけですけどね、

ただ、

業種に応じて、いろんな接客が、あるとは思います。

(特に私などは、人よりも多少、賑やかな職歴を持っているだけに、

余計にそのような実感を持っています…。)

後半で「普遍性」炸裂

ただ、後半になってくると、

お客さんとの会話の仕方、

「80:20」の法則

などが出てきて、これが私的には大ヒット。

 

「80:20」の法則とは、

お客さんが話すのが80%、自分が話すのが残りの20%

ということ。

さらには、

会話の80%が世間話、残りの20%が商売の話

ということ。

 

後半は他にも、

「見てわかることは言ってはいけません」

「見てわかることは聞いてはいけません」

などといった、面白い言葉も出てきます。

 

また、

「『売る人』と『買う人』の雰囲気ではないことが理想」

とか、

「『ありがとうございました』と言ってはいけない」

とかも、なかなかよかったです。

(正解は『ありがとうございます』。これとても単純なことなんですけど、どっちを言おうか迷っている人、世の中にたくさんいると思います。)

全体的に、本の後半に書かれている項目が、私の心に響きましたね。

普遍性があるというか。

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貴重な読書体験となりました

人は、いろんな気持ちや環境で本を読みます。

実際に「これからアパレル業界で働くぞ!」という思いでこの本を手に取る人もいるでしょう。

そんな人にも、この本は大いに役に立つことでしょう。

 

一方私は、これまでの接客経験と照らし合わせながらこの本を読みました。

そして、これから自分がやっていくビジネスにどれくらい応用できるか?

という観点も持ちながら読みました。

 

先ほど私は、「アパレル業界の話だけかぁ…」と思ったと書いたのですが、

人生は一回きりです。

この本の作者の方の人生は、

レリアンという会社で何年も貴重な経験を積んだ人生であり、

それ自体はどの人の人生とも違っています。

私も私で、誰のものとも違う、私なりの人生を生きています。

 

アパレル業界で、それも「非常に接客に定評のある婦人服販売店」で長年働いてきた人の”販売観”など、

なかなか聴ける機会などありません。

”読書体験”として、とても面白かったです。

良い本をありがとうございました。


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