読書感想文を本を読まないで書く方法③小学校中・高学年編

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多くの反響をいただいております

読書感想文を本を読まないで書く方法①小学校中・高学年編



読書感想文を本を読まないで書く方法②小学校中・高学年編

ですが、

これら2つの記事では

私の提唱するノウハウを使って実際に書いてみせているので、

ノウハウそのものが分かりにくいといった面もあったようです。

今回はノウハウをだけを抜き出し、

本を選ぶところから仕上げまでの手順を

きれいにまとめてみました。

読書感想文にお子さんが苦戦しているという親御さんの方は、

これによって

「読書感想文」を「設問形式」にまで落とし込んであげることができます。

では、

「読書感想文を本を読まないで書く方法③」と題しまして、

いよいよ最終奥義、究極編です。

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【本の選び方】

児童書の世界は出版業界の中でも少し、特殊な世界でして、

あまり新しいものはもてはやされません。

良いものがずっと生き残っていく世界です。

評価の定まらない新しい本に手をつけるよりは、

確実に評価の定まっている古い本のほうがいいです。

そういった意味でも、

講談社の青い鳥文庫はオススメです。

正直なところ、

大人が読んでもすごく面白いです。

短めなだけに”骨組み”がしっかりしていますから。

(特に1時間モノの時代劇がお好きな方は児童書を好まれる方が多いと思います。物語構成が骨太な点で似ています。)

青い鳥文庫であれば、何を選んでも失敗しません。

本を読まずに読書感想文を仕上げても、

おそらく後で必ず、ちゃんと読んでみたくなるでしょう。

タイトルや挿絵の絵柄など、

お子さんが好みそうなものを選んであげてください。

【下準備①キーワードを抜き出す】

今回は日本の児童文学の中でも世界的な評価を得ている

不朽の名作である

『龍の子太郎(たつのこたろう)』

(講談社 青い鳥文庫) 作者:松谷みよ子

を取り上げます。

本をひっくり返すと

あらすじはこうあります。

りゅうになったという母をたずねて、龍の子太郎は旅にでる。てんぐさまに百人力をもらい、赤鬼、黒鬼をこらしめ、九つの山をこえて、太郎はついにりゅうにであうが…。日本各地に伝わる昔話と伝説をもとに、見事な叙事詩的ストーリーに結晶させた現代児童文学の傑作!

短いあらすじなのに、後半は完全に大人向けの文章になっていますね。無理もないでしょう、実際に子供に買ってあげるのは大人ですから。

そんなわけでとりあえずここからキーワードを抜き出しておきます。

りゅうになったという母をたずねて、龍の子太郎旅にでるてんぐさま百人力をもらい、赤鬼、黒鬼をこらしめ、九つの山をこえて、太郎はついにりゅうにであうが…。日本各地に伝わる昔話と伝説をもとに、見事な叙事詩的ストーリーに結晶させた現代児童文学の傑作!

案の定、前半部分からしか出てきませんが、

まずはこれでいいでしょう。

〈キーワード〉

・りゅうになったという母
・龍の子太郎(主人公)
・旅にでる
・てんぐさま
・百人力
・赤鬼、黒鬼
・九つの山

【下準備②結末を知っておく】

次に最後の1〜2ページだけ読みます。

そこから内容が汲み取れる言葉だけ抜き出しましょう。

(これは好きにやっていいです。あとで何とでもなりますから。)

お母さんは泣きました。「おまえがわたしを人間にしてくれたのだよ」

おまえはわたしが考えていたよりももっとつよく、かしこくなってくれた

あやの目にもなみだがあふれていました

龍の子太郎とあやはにぎやかなご婚礼の式をあげました

みんなたのしくしあわせにくらした

…こんな感じです。

母をたずねて旅をした龍の子太郎は、最後、お母さんに出会えたわけですね。

どうやら母は人間じゃなくなっていたようです。

ここからピックアップできるキーワードはこんな感じでしょう。

〈キーワード〉

・人間になった母
・つよくかしこくなった龍の子太郎
・うれし泣き
・結婚
・たのしく暮らす

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【下準備③】キーワードをもとに設問を作る

ここまでで材料はほぼ出揃いました。

材料を使って、子供が文章を書きやすいように設問を作っていきましょう。

前回までの記事でも紹介しましたが、

全体の流れはこうでしたね。

❶なぜこの本を選んだか?

❷「〜〜」について自分はどう思うか?

もう一つ、「〜〜」について自分はどう思うか?

❹自分はどんな性格か?



では、出揃ったキーワードを見ながら実際に設問を作っていきます。

〈設問1〉

この本は龍の子太郎という少年がお母さんを探して旅に出るお話ですが、あなたはお母さんを探して旅に出ることについてどう思いますか?お母さんがいなくなったら探したいですか?

〈設問2〉

・あなたは旅に出ることが好きですか?
・てんぐなどの伝説の中の生き物についてどう思いますか?
・あなたがもし百人力を手に入れたら何をしたいですか?
(↑どれでもいいです。)

〈設問3〉

・あなたは鬼についてどう思いますか?鬼みたいな人に会ったことがありますか?
・どうして鬼には赤鬼と黒鬼がいるのだと思いますか?
・山は好きですか?
(↑これもどれでもいいです。)

〈設問4〉

あなたはお母さんが人間じゃなくなった後、また人間に戻ったらどう思いますか?何をしてあげたいですか?結婚はしたいと思いますか?またあなたは、大きくなって結婚するまでにどういうふうに成長したいと思いますか?

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ちょっとしたポイント

上の設問はぜんぶそのまま使えますので、

とりあえずこれで、

お子さんに「龍の子太郎」の読書感想文を書かせてあげることはできるはずです。

(この設問に答えたものをつなげれば、感想文のできあがりです。)

全体の流れを整えるためのちょっとしたポイント

はこんな感じ。

・できれば、どの段落にも主人公の名前だけは出す。

・本の内容は気にせず、自分の思うことを書く。

・最後の段落では自分の性格を分析させる。

・「これからどうなりたいか?」で締める。

なお文章量的には、

設問2と3にどれくらい答えるかで調節が可能です。

どうでしょう?

この「龍の子太郎」の設問でもまだまだアレンジは可能ですし、

もしお子さんが他の本を選ばれたとしても、

書かせ方が何となく見えたのではないでしょうか?

最後に一つ。

読書感想文とは、

本を読んだことを証明する作文ではありません。

本を通して自分がどんな人間かを知り、

どうなりたいかを考えた作文です。

…とにかく、自分のことを書かせればOKです。

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ABOUTこのブログをかいている人

演劇と文筆活動をしながら、画家の助手、占い師の助手、著名人のゴーストライターなど、数々の”珍職”を経験。現在は、童話作家、フリーライターの顔を持ちながら「ストーリーカウンセラー」としても活動中。こちらのブログでは「人生のやっかいごと」をなるべくシンプルに解決する方法・考え方を中心に、個人的に興味のあることを”総合的に”紹介しています。