「頑張れ」は嫌な言葉か?「♪がんばり〜すぎないでぇ〜」の真の意味

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某老人ホームのCMで

「♪がんばり〜すぎないでぇ〜」

というのがあります。

 

高齢化社会が進み、

「老老介護」(高齢者が高齢者の介護をすること)

が問題視されてきていることもありますが、

 

「過労死」

という言葉もすっかり市民権を得て、

 

「頑張る」

 

という言葉自体に、

抵抗感を覚える人が増えてきているようです。

 

実際、私も、

「頑張る」とか「頑張れ」

という言葉を人にかける前には、

ちょっと立ち止まって考えてしまいます。

 

もちろん、「頑張れ」を使う時もありますが、

内心、

「なーんか、適当なこと言っちゃったなぁ。

でも、それ以外何も言えないしなぁ…」

と思っています。

 

今回は、

(私含め)人々が、この

「頑張れ」

という言葉に対して感じている

”モヤモヤ”

について、考えてみます。

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「頑張れ」と言われるのがなぜ嫌に感じるか?

まずはここから入っていきましょう。

 

「頑張れ」という言葉が

”嫌な言葉”

だと考えている人は、

一体、何が嫌なのか?

 

それは、ズバリ、

「適当」

だからです。

 

人が何かを達成するために歯を食いしばっている時に、

人は人に対して、

「頑張れ」

といいます。

 

ここに”悪意”は、まったくありません。

むしろ、

多くは”優しい気持ち”から、

この言葉を投げかけることがほとんどでしょう。

 

でも、

この「頑張れ」って、

人が何かを達成しようとしている時の、

”動機”

完全に無視しているわけですね。

 

たとえば、

別に偏差値の高い大学に本心から行きたいわけじゃないのに、

受験する流れになっちゃったから、歯を食いしばってやってる…

 

人のしょうもないミスをカバーするために、

歯をくいしばってる…

 

明らかに間違った労働条件のもとで働かされて、

歯をくいしばってる…

 

こういったように、

人が歯を食いしばってやっている時って、

別に、

本人が100%納得して(受け入れて)

やっているわけではない

 

んですよね。

 

やりたくもないのに…

やったってしょうがないのに…

乗り切ったって余計に自分が苦しむだけなのに…

終わりがないのに…

 

やっていることも、往々にしてある…。

 

「頑張れ」という言葉は、

優しい言葉であることには間違いないですけど、

そのへんに対しての

”思いやり(配慮)”がないんです。

いろいろぶっ飛ばしちゃってるんです。

つまり、

”適当”

なんです。

 

だから、

「頑張れ」って、なーんか”嫌な言葉”だなぁ…

と感じる人が、多いんですね。

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”何に向かって”頑張っているかが重要!

人には、事情があるもの。

それに、

そこで歯をくいしばっているのは、

何かしら、動機があるもの。

ここを他人は、少しは、配慮しなくてはなりません。

 

大切なのは、

「頑張ること」ではなくて、

 

「何に向かって頑張っているか?」

 

です。

 

今、歯をくいしばって取り組んでいる

”それ”

をやることによって(頑張ることによって)、

果たして、その本人に本当に明るい未来がやってくるのか?

 

本人自身は、今やっている

”その取り組み”

に対し、果たしてどれくらい納得しているのか?

 

こういったことにも目を向けなくてはなりません。

 

しょーもないことを頑張ったって、

しょーがありませんから。

 

親が世間体だけを気にして・自己満足のためだけに、

有名大学に行かせようとしているだけなのに、

それを頑張っても、

本人が幸せになる保証はどこにもない…

 

明らかに違法な働き方を強いられているのに、

そこで頑張ったって、

雇用主の違法行為を隠してあげてるだけ…

 

そんなことだってあるでしょう。

 

「頑張れー!」

という前に、

「それ本当にやる必要ある?」

と投げかけてやるのも、また違う”優しさ”です。

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頑張ることは必ずしも「善」ではない

ここでまた、あのCM、

「♪がんばり〜すぎないでぇ〜」

に戻りましょう。

 

あの会社がなぜ、

介護で心身ともにすり減らしている人たちに

それ以上、頑張って欲しくないか?

 

(もちろん、自分たちの老人ホーム経営が儲かるということもあるでしょうが、)

介護を頑張っている人たちの

”事情”や”動機”を思いやっているんですね。

「本当にそれ、”頑張る”必要がありますか?」

と。

 

もしかしたら、テレビの前の人たちは、

自分の手で親の介護をすることが

「絶対的な善」

だと信じて疑っていない人たちかも知れない…

 

しかし、

「介護される側の人」は、

自分のせいで大事な時間を犠牲にせざるを得なくなった

「介護をしてくれる人」に対して、

恐縮する気持ちしかないかも知れない…

 

こういったことを、

一度立ち止まって、気付かせてあげるための、

「♪がんばり〜すぎないでぇ〜」

だと思うんですね。

 

「頑張れ」

という言葉は、やはりちょっと残酷であり、

無責任であり、

”適当”

なところあるんですよね…。

 

人は、やっぱり、

頑張るべきところでは、頑張る、

 

頑張らなくていいところでは、

頑張りすぎない、

頑張らない、

…いや、堂々と

 

逃げる」!

 

これが大事だと思います。

 

「何に向かって頑張っているのか?」

をよ〜く考えて、結論が出たら、

その後は、

「何に向かって逃げるのか?」

これをよ〜く考えて、逃げましょう。

 

あくまでも

ポジティブに、

建設的に、

逃げるのです。

 

だからみなさん、

人に「頑張って」と声をかける時は、

あくまでも慎重に。

 

できれば、

それを頑張ることによって、

本当に”明るい未来”が待っているのか?

というのを、

本人といっしょになって考えてあげるようにしましょう。

(※でも、それもあんまり頑張りすぎないように。笑)

 

↓最後に見ておきましょう。

時間のない方は、25秒くらいから見てください。





というわけで、

今回はここまで。

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