なぜ日焼けで赤くなる人と黒くなる人がいるのか?
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年間を通して、紫外線が1番多い季節は、5〜7月なのですが、

実際のところ、8月、9月あたりのほうが

夏のレジャーを通して、日に焼けることが多いと思います。


「日焼け」といえば……

「焼いても赤くなるだけの人」しっかり黒くなる人」がいますが、

なぜ、そういったことが起きるのでしょう?

(※本稿の初稿は2016年8月です。)

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紫外線には2種類ある

肌のタイプが2種類あるように、

紫外線にも、2種類あります。

 

「紫外線A波」紫外線B波」です。

 

紫外線Aによって、

皮膚が「褐色に色づいた状態」で

痛みがほとんどない日焼けのことを、

「サンタン」といいます。

 

この褐色の肌はメラニン色素によって作られるのですが、

なぜそのような働きをするかというと、

このメラニン色素によって、

紫外線が皮膚の奥深く浸透するのを防ぐ働きをするのですね。


一方、

紫外線Bによって

皮膚がやけどをしたように、

赤くヒリヒリ痛む日焼けのことを

「サンバーン」といいます。

これはやけどと同様、皮膚表面の組織が炎症を起こした状態です。

(他にも「日光皮膚炎」と呼ばれたりします。)


ちなみに、

紫外線Cというのもありますが、

これは地球の大気中のオゾンを透過する間に、完全に取り除かれます。

 

かつては、

紫外線B波のみが皮膚ガンの原因となると考えられていましたが、

紫外線A紫外線Bも、両方とも皮膚ガンを誘発する原因となります。

 

基本、安全な日焼けというのはないのです……。

赤くなる人と黒くなる人の違い

紫外線A波と紫外線B波の2種類があるといっても、

選んで浴びることはできません。

 

しかし、同じA波を浴びても、ただ赤くなる人と、

ちゃんとメラニン色素が作られ、黒くなる人

がいるのはどうしてでしょう?


これは

「メラニン色素」が生成しやすい皮膚であるか、

生成しにくい皮膚であるか、の違いです。

 

一般的に、

 
浅黒い肌の人は、色白の人より多くのメラニンを持っている
 

と言われています。


要するに、

(日本人であっても)より浅黒い肌の人のほうが、

紫外線からの刺激に対する耐性があり、

ヒリヒリする痛みは感じずに黒くなるということです。

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日焼けの怖さ

ひと昔前は、日焼けは、

健康的な印象を与えるとか、

個人の太陽に対する防御機構を増進するものとして、

望ましいものとされていました。

 

現実的に、日光に当たらないと体内でビタミンDが生成されず、

「くる病」などの病気になってしまうことがあります。


しかし、近年では、

医学的にも「紫外線には当たらないほうが良い」

ということが実証されています。

 

日焼けというのは、基本的に、

シミ、そばかすを増やし、皮膚を老化させ、

皮膚ガンや白内障を誘発し、皮膚を弱らせる行為である、

と立証されてきているのです。

 

なお、

人が体内で十分な量のビタミンDを生成するには、

午前10時〜午後3時の日光で、

週に2回程度、5分〜30分間の日光浴でいいそうです。


ただ、これはあまり心配しなくもいいでしょう。

日本では、日照不足によるビタミンD欠乏症を起こす人はほぼいません。

日焼けをしたい人も最初は日焼け止めを塗ろう

現在の医学界では(2009年から)、

「紫外線A波とて歓迎できるものではない」とされていますが、

より炎症を起こしやすいのは、紫外線B波です。

 

日焼けをしたい人でも、

最初に「日焼け止め」をムラなく肌に塗り、

炎症を起こす紫外線B波をカットしながら、段階的に焼いていくのがいいでしょう。


また、ある程度、皮膚が黒くなったら「サンオイル」を塗って、

ムラなく焼くのがよいようです。

…というか、肌質って何とかならないの?

肌質って、生まれつきのものだから、

自分ではどうにもならないと考えている方が多数だと思いますが、

 

美容医療の先端国アメリカでは、

肌の状態は、遺伝が10数%

後は、「生活習慣」であるとされているそうです。

 

環境や、食生活、睡眠時間など、

肌質や肌の状態に影響する原因はさまざまです。


しかし、

シミ、シワに関しては、

ほぼ日焼けによるものと断定されているそうですので、

やはり、必要以上の日焼けは、避けたほうが無難なようですよ…。

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