「ほぼほぼ」という言い回しはなぜ人をムカつかせるのか?

Sponsored Link



Pocket

面と向かって人に指摘はできないけれど、

何だかひっかかる

”流行り”のような言い回しがあります。

最近だと

「ほぼほぼ」

はその筆頭格でしょう?

今回はこの「ほぼほぼ」が

なぜ、人をモヤモヤさせるのかを考えていきます。

Sponsored Link

私の周りの「ほぼほぼ」

私はこの「ほぼほぼ」に思いを巡らせると

前の職場の上司を思い出します。

その仕事は販売業で、

その人は、一応、フロア長でした。

朝礼や終礼などでよく「ほぼほぼ」という言葉を使っていました。

人の前に立って、報告などをする中でこの言葉を使っていたのです。

ちなみにその人の立場は、中間管理職の最たるもの。

「上」の意思を汲み取って、

間違い無く「下」に伝えつつ、

現場をより良い方向に向かって進めていかなくてはなりません。

ですのでもちろん、

報告材料や、現場の進捗や認識に関して誤りがあってはいけません。

不安と少々の自信のなさが

この言葉に表れていたように思います。

でも、

この「ほぼほぼ」を発するときはなぜか

妙に自分に酔っているような感じ

も漂わせていて、

私は個人的に、その人がメチャクチャ苦手でした…。

images

なぜ「ほぼほぼ」を使うか?

そもそも

「ほぼほぼ」などという言葉はありません。

「ほぼ」は一回でいいのです。

では、なぜ「ほぼ」をわざわざ2回重ねるのでしょう?

「ほぼ」とは

少々の憶測を含む「ほとんど」という意味です。

ですから、

”総量”をどの程度と考え、

そのうちのどこまで達すれば「ほとんど」と考えられるのか、

それは

当人の”主観”に任せる部分が強くなります。

ですから、

もともと推量の表現である「ほぼ」すらも、

言い切る自信がない場合に、

「ほぼほぼ」と2回重ねるのです。

images-1

これは「ボボボーボ・ボーボボ」

なぜ人をムカつかせるのか?

しかし、この「ほぼほぼ」が厄介なのは、

もっと深いところにあります。

自分の主観で

(「ほとんど」のところを)

「ほぼ」と言えばいいのに、

それにすら自信がないから2回重ねているくせに、

この

「ほぼ」を2回重ねることによって、

”慎重さ”

も滲み出るんですね。

心の中はこんな感じです。↓

(今このケースは「ほぼ」と言っていいのかな?どうだろう。

とりあえず私今、おそるおそる「ほぼほぼ」と言ってますよ)

みたいに。

もっと言うと

(私、微妙なところの見定めもしてますよ)

なんて感じに。

本当は単に自信がないだけなのに。

つまり、

自信のなさが表れている言葉なのに、

本人的には、それを「自分の慎重さ・誠実さ」みたいなものに

自己解釈しているのです。

これが、

私たちが「ほぼほぼ」という言葉に

イラっときたり、ムカついたり、

何となくモヤモヤしてしまう理由です。

スポンサードリンク


代表的な「ミヤネ屋」の宮根氏

ここまで読んでくださった方、

少なくともこの「ほぼほぼ」という言葉は、

言葉を大事にすべきアナウンサーこそ、使うべきではないと思いますよね?

でも、

よくこの言葉を使うアナウンサーがいます。

宮根誠司氏です。

images
この方は中継先のリポーターと話すときでも、よく相手の言葉をさえぎって、喋りだすシーンも多く見受けられます。

また、「ほぼほぼ」以外にも、

「いやだから要するに!」という言葉もよく耳につきます。

優しい言葉と、人を気遣う言葉は紙一重です。

本人は誠実さを表そうとしながら、

その実、薄っぺらさが出てしまう

「ほぼほぼ」。

そして、

自分が、視聴者に分かりやすくまとめてやるぜと意気込みながらも、
リポーターやコメンテーターの人たちを尊重しない横柄さが表に出てしまう

「いやだから要するに!」。

宮根氏は非常に人気の高いアナウンサーですが、

一方ではアンチも多いと聞きます。

そういったアンチの方々は少なからず、

心の中でこの方の

優しく誠実そうに見せかけながら”したたかさ”が滲み出ているところを、

繊細な心で感じ取っているのかも知れません。



少しフォローもしておくと、個人的には、

この宮根氏は、

番組の雰囲気作りや

堅いニュースを親しみやすく伝える点では

非常に優秀なアナウンサーだと思っています。

そんなわけで、今回は、

「ほぼほぼ」

の考察でした。

【関連記事】

やらない善よりやる偽善の意味。24時間テレビって偽善?

「きれいに使って頂きありがとうございます」の恐るべき効果

悪口を言う人はなぜ嫌われる?タレントの毒舌と何が違う?

Pocket

あわせて読みたい



Sponsored Link



ABOUTこのブログをかいている人

大学卒業後、演劇と文筆活動をしながら、営業、販売、飲食、画家の助手、占い師の助手など、多様な職を経験。あらゆる業界に潜り込み、あらゆる人間関係に触れ、独自に人間心理の勉強をする。ひょんなことからある著名人のゴーストライターをやることになると、その後はフリーのもの書きに。このブログでは「人生のやっかいごと」をなるべくシンプルに解決できる実践方法や考え方を中心に、個人的に興味のある事柄を取り上げています。ふらっと立ち寄って何となく楽しんでもらえるような、そんな「お酒に合うブログ」を目指して。