3日間に渡る『72時間ホンネテレビ』をほぼ全て視聴した男の感想

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いやー、この3連休、やるべきことあったんですけどね、

ずーっと観ちゃいました。

元SMAPの3人、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾氏出演の

『72時間ホンネテレビ』

 

この3日間、家を出たのは、本当に1回だけ。

(熱帯魚屋に行きました。)

出たのは1時間半くらい。

あとは、ずーーーっと、テレビの前にいました。

寝るときも、

iPadをつけっぱなしにして寝てました。

 

そんな風にして観ていた私ですから、

体は、なまるわ、目も、しょぼしょぼ…。

気付いたら3日経ってた…って感じで、

今、

まるで竜宮城から帰ってきた浦島太郎のような気分です。

 

それもさきほど終わり、未だ興奮冷めやらぬ感じなのですが、

その感想を、

このブログで少し、書いてみたいと思います。

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「ネットテレビの明るい未来」と「時代の転換点」を感じてワクワク!

まず始めに申し上げておくと、

私は別に、

熱狂的なSMAPファンではありません。

CDも1枚も持ってません。

(まぁ、曲は何曲も知ってますけどね。SMAPは国民的スターですので。)

 

そんな私がなぜこの『72時間ホンネテレビ』に興味を持ったかというと、

なんとなーく、

SMAP解散に関しては、芸能界の古い慣習とか、

何か大人のドス黒い部分を感じていたんですね。

その上で、

ジャニーズ事務所を”退所した3人”のほうを

応援したい気持ちがありました。

 

そうした気持ちと相まって、

新しい、ネットテレビの分野で、彼らがどんな頑張りをしているか、

見てみたかった…というのがあります。

 

それと私、

すでに最近、ニュース番組に関しては、

もうあまり地上波の番組を観なくなっているのですね。

 

主には、

YouTubeの『虎ノ門ニュース』

を観ています。(かれこれ1年くらい前から。)

 

で、つい最近はさらにそこに、

アベマテレビ『みのもんたの夜バズ!』

が加わりました。

 

こうして、地上波を観る機会が少しずつ減ってきていましたし、

今回、

ネットテレビのアベマが本気で作るバラエティー番組というものが

いったいどんなものか、興味もありました。

あああああ

この『72時間ホンネテレビ』の大きな特徴としては、

生放送

視聴者のSNS拡散を測りながら、進行していくというものです。

それも、3日間ずっと。

 

1個や2個だけ話題になるものを放送しても、

めまぐるしく流行も変わっていく世界なので、

すぐに他のコンテンツに埋もれてしまいます。

 

ですから、この番組は、

生放送で、しかも3日間という長い間放送することによって、

番組中の(視聴者によるSNS)拡散

によって、

現在進行形で番組を盛り上げていこうという作戦をとったのですね。

 

このあたり、本当に面白いと思いました。

私も、意固地になって登録していなかったインスタグラムも登録したりなんかして、

いくらか協力しました。

 

番組に参加するという感覚も初めてだったので、

なんかいつものテレビ視聴と違って、臨場感がありましたね。

楽しかったです。

スタジオには、番組発信で「トレンド入り」した言葉が、どんどん張り出されていきます。

「作っている最中」を見るのがこんなに面白いなんて

番組の内容ももちろん楽しかったです。

私が一番印象に残ったコーナーは、

三谷幸喜さんが出演したコーナです。

 

これがこの番組の割と早い段階であったので、

「うわー、こんな面白いコーナーがあるなら、ずっと観たいかも」

と思い、竜宮城状態になってしまったのでした…。

 

で、

その内容ですが、

かんたんに言うと、

三谷幸喜氏が3人の前にノープランで現れて、

その場で即興で、芝居をゼロから作り上げていくという内容です。

 

最初、本当に何も決まってないんです。

あるのは、空間だけ。

場所というのは、堀越高校という、高校の教室なんですけど。

 

「時間もないし台本を書かないから、これ覚えてください」

と言って、

三谷氏が黒板に、ストーリーの流れをざっと書くんですね。

(正確には”書いていく”んですね。その場で。)

それを見守り、頭にインプットしようとする、

3人の真剣な表情もよかったですし、

もちろん、視聴者である私も、必死でそれについていこうとします。

 

でも私、(真剣さが足りなかったのか)

正直、ついていけなかったです…。

 

だって、三谷氏が

「ああ、これはやめにしよう」とか言って、

却下するアイデアまで口に出すもんだから、頭が混乱するんですよ。

 

「でもどうだろう、この3人はこれが本当に具現化できるのかなぁ?」

と思っていると、

さすがプロですね。できるんですね。

 

3人が探り探り演じていく姿を見ながら、

「あー、やっとこの台本の狙っている面白さが分かった!」

と感じた時の、その快感。

たまらなかったです。

 

ただ、その内容は、その場でさらにブラッシュアップされていくわけですよ。

「ここではそんなに驚かないほうがいい」

とか、

「この時にはまだこの人は、これに気付いていないはずだからこうだ…」

とか。

 

まぁ、言ってみれば、普通の演劇指導ですよ。

(私はそういうの割と経験ある人なのですが。)

 

でも、これが生放送

しかも、その場でゼロから作り上げていくという緊張感があって、

しかも、

先日、紫綬褒章をもらったばかりの、

日本を代表する脚本家の三谷幸喜氏によるものですからね、

シビれましたね…。


もともと2時間という制限があって、

最後、一応「OK」は出るのですが、

それでも、三谷氏は、悔しそうに

「本当はもう一回やりたい…!」

と漏らします。

視聴者の私も「もう一回やってくれよぉ!」と思いましたが、

非常にも、次のコーナーへ移っていきました。

 

ただそれも含めてですね、

そのあと私は思ったのですよ、

「エンターテイメントって、決まった形だけじゃないんだな…」

と。

 

出来上がりのものよりも、

作っている最中のほうが面白いわけです。

 

現に私、そのコーナーが一番面白かった、と思っているわりに、

そのコーナーで実際に作った5分動画自体には、

あまり興味がありません。

(本当にYouTubeで完成品を、未だに視聴していません。)

 

私にとっては、

”作っている最中”こそが、本編の映像

だったわけですね。

(私にとってはというか、視聴者みんなそうかも知れませんが。)

 

これがなぜ可能になったかというと、

やはり、長時間放送できる(枠をとれる)ネットテレビの特長ありきだと思いますし、

そもそもこんな挑戦的な企画、地上波じゃほとんどお目にかかれませんよね。

シリアスな話もうまくエンターテイメントへ変換

三谷幸喜氏の企画があった日の夜は、

芸能界の重鎮である堺正章氏が、

3人に向けて、自身の芸能人観を語ったり、

3人の今後のついてそれぞれ質問したりする、

トークのコーナーがあったのですが、

これもまた面白かったです。

 

あんまり事情通的なことを書いてもゴシップ記事っぽくなるので、

ここに書きたくないのですが、(少しだけ書くと、)

堺正章氏の所属する「田辺エージェンシー」は、

芸能界じゃ最古参かつ最有力の事務所なのですね。

 

現在、元SMAPの3人は、元の事務所をやめたことによって、

その元の事務所から、仕事が思う通りにやれないように、

いろんな圧力を受けてしまっているわけですよ。

(これは仕方ないんです、そんな旧来の”ムラ社会のルール”は、芸能の世界以外にもゴロゴロあります。)

 

この堺正章氏とのトークコーナーは、

そんな、古い芸能ムラ社会のルール上において、

堺正章氏が3人に対して「オレがお前らの後見人になってやる!」

と宣言し、

周りにそれを知らしめようというような…そんな深い意味合いを感じましたね。

 

そんな、まるでヤクザの世界のハードな場面を、

うまくテレビバラエティのトークコーナーとして、昇華していました。

そのように感じました、私は。

 

どちらにせよ、地上波のテレビではなかなかできない企画です。

トーク番組なんて、

編集されることが普通ですからね。

切り張り(編集)すれば、

必ず、それを行った人の「主観」や「意図」が必ず入りますからね。

だから、生放送ってすごいんですよ、ノー編集って。


結果、すごく緊張感のあるトークコーナーになってしまっていましたが、

それもまた、

先ほど記した三谷氏のコーナーのように、

「新しいエンターテイメントの形」

だと思いましたね、私は。

「タブー」は面白い!

その他に、この『72時間ホンネテレビ』の中で面白かったのは、

SMAPを21年前に脱退した

森且行氏との再共演コーナーですね。

 

これもたっぷり時間をとって、

(CM入れて)およそ6時間くらいの尺をとって放送していました。

 

やっぱりこれも、普通の地上波のテレビなら考えられないことです。

さらには事務所の圧力によって、森氏はこれまでSMAPとの共演はおろか、

テレビにすら出られない状態が続いていましたからね。

 

それら”タブー”が、

通常の公共放送ではなく、

ネットテレビだからこそ、解禁できたわけです。

 

三谷氏の演劇作成の現場にしても、

堺正章氏との際どいトークにしても、

森氏との再会・共演にしても、

 

おそらく、これまでの業界の”タブー”とされていることをやった結果、

私のような人間が、ものすごーく楽しかったわけですね。

いや、私だけでなく、多くの人が楽しんだと思います。

 

もっとこの番組を広い観点から見ると、

 

トランプ大統領が来日している最中に、

トランプ大統領に扮装して街中を練り歩いたり(香取慎吾氏のアレ)、

 

偽の結婚式をそれっぽくやって生放送したり(稲垣吾郎氏のアレ)、

 

地上波じゃできないことばかりだったと思います。

 

ただ、

それが

現に、

 

「おもしろい」

 

わけです。

 

この事実は、もっと深く考えなきゃなぁ、と思いました。

 

タブーっていうのは、「禁じられていること」です。

でも同時に、

それが人々にとって、

一番知りたいことだったり、見たいことだったり、知りたいことだったりする…。

 

要するに、タブーは、面白いわけです。

 

何もタブーがあるのは、テレビのみに限りませんが、

特にテレビの分野に多いと思います。

テレビって、画質だけは昔と違って綺麗になりましたが、

メディアとしては、もうだいぶ疲弊しているんですよね。

 

表現し、発信する役割があるはずなのに、

これまでの歴史の積み重ねの中で、

自分たちの手足を縛るルール

あまりにもたくさん作り過ぎてしまった、という感じです。

よって、表現も発信も、すごく中途半端なことしかできなくなってしまいました…。

 

私が最近、地上波のニュース番組はほとんど観なくなり

YouTubeの『虎ノ門ニュース』ばかりを観るようになってきているように、

 

昨今のテレビのメディアとしての中途半端さ

に抵抗感を覚える層の”受け皿”が、

世の中にはたくさん生まれつつあります。

今回の『72時間ホンネテレビ』は、

しっかりと、バラエティー番組の新しい形を見せてくれたと思っています。

 

タブーは面白いんです。

でも同時に、タブーは誰もが興味のあること。

 

だから、タブーをどうやって実行すればいいのか?と、

頭を悩ますことはないはず。アイデアにはそう困らないはず。

 

今後、ネットテレビというものがメジャーになっていくためには、

まだまだ壊さなきゃいけない壁もあるでしょうが、

 

「その壁が破れるのも、もうそう遠くない未来だな…」

 

と確信した私でした。

おまけ

今回の『72時間ホンネテレビ』を総括すると、

森且行氏との再会コーナー以降、

ちょっと番組のグレードが下がってしまっていたように感じます。

 

はっきり言って、後半は、前半部分ほど面白くはなかったです。

 

香取氏がトランプ大統領に扮するのも、

稲垣氏が偽の結婚式を挙げるコーナーも、

それぞれ、

ツイッターで話題になりたいとか、

SNSを炎上させたい

という狙いがあったのだと思いますが、

 

その手法が、あまりにも旧来のバラエティ番組の手法そのものだったように感じ、

ネットテレビ独特の良さがなかったと思います。



あまりにも既視感のあるバラエティーの手法だったので、

「オチ」を期待してしまったのですが、

そのオチもなく、二重にガッカリという感じで…

 

とはいえ、

私はこの番組、総じてずーーっと楽しく、視聴しておりました。

 

番組終盤の、3人による「72曲メドレー」の最後には涙が出ました。

(私の場合は『72』という曲があまりにもいい曲過ぎて、涙が出ましたね。それまで気分も盛り上がっていたので。)


…とまぁ、こんなふうに、

3日間、一生懸命、視聴をさせていただき、

”竜宮城”から帰ってきたのが、ついさきほどです。

 

3連休をこんなふうに過ごしたのは初めてでしたが、

(ほとんど家から出ず、本来やるつもりだったこともできませんでしたが、)

後悔はしていません。

 

同世代である稲垣氏、草彅氏、香取氏の頑張りを見て

3名から元気をもらったと同時に、

さらなるインターネット隆盛時代の到来を感じてワクワクし、

その上で”時代の転換点”を自分の目で目撃した、という実感があります。

 

今後、もうすぐ、

ニュース番組の分野でも、そしてバラエティー番組の分野でも、

急速に「これまでの当たり前」が「新しい当たり前」へと変わっていく気がします。

 

どうしょうねぇ、個人的には2018年の春に、メディアに関して大きな変革が実際に起きるような気がしますね。

(先日発表された、フジテレビの長寿バラエティー『みなさんのおかげでした』と『めちゃイケ』が2018年3月に同時に終了することも、それを予感させる一因です。)

…かんたんに言うと、既存の地上波を観る層は急激に減って、

ネットテレビ視聴が一般的になると思います。

それをきっかけに、他にももっともっといろんな面で、

社会構造を変える必要が出てくる気がします。

 

…長くなりましたが、

そんなふうに、ある時は手に汗握り、ある時は笑い、泣きながら、

いろーんなことを考えさせられた『72時間ホンネテレビ』でした。

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ABOUTこのブログをかいている人

演劇と文筆活動をしながら、画家の助手、占い師の助手、著名人のゴーストライターなど、数々の”珍職”を経験。現在は、童話作家、フリーライターの顔を持ちながら「ストーリーカウンセラー」としても活動中。こちらのブログでは「人生のやっかいごと」をなるべくシンプルに解決する方法・考え方を中心に、個人的に興味のあることを”総合的に”紹介しています。