風邪薬は飲まないほうがいい理由。症状には意味がある
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季節は冬に入り、

電車に乗ると人の咳が聞こえてきたり、

マスクをして歩いている人の姿もよく見かけるようになってきました。

 

テレビをつけても、風邪薬のCMがたくさん流れ出しました。

「風邪でも絶対に休めないあなたへ!」

なんていうキャッチフレーズは、一部で物議を醸しているようですが……。

 

(「ウイルスを撒き散らすな」とか「ブラック企業かよ!」といった批判が出ているようですね。)

 

というわけで、今回は、

風邪になると当たり前のように皆、風邪薬を飲みますが、

「それってどうなの?」

という話です。

(※本稿の初稿は2016年11月です。)

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医者は風邪薬は飲まない

ある機関が、医師向けに、

「風邪になった時に薬を飲むか?」というアンケートを行ったところ、

 

・絶対に飲まない(約70%)

・どうしても休めない時に症状を緩和するために飲む(約30%)

・必ず飲む(0%)

 

という結果だったそうです。

なぜなら、

発熱は、体がウイルスなどの異物を撃退するための反応だからです。

その熱を下げてしまうと、ウイルスが体内で活発化しかねません。

 

急激に高熱が出た場合は、

インフルエンザや肺炎などにかかっている可能性があります。

 

そのような場合に解熱剤を飲んでしまうと、

重大な病気に気づくのが遅れてしまい、

取り返しのつかないことにもなりかねません。

つらい症状には意味がある

どのような病気にしても、人間を苦しめる症状というのは、

その病気が治るためのステップです。

 

・風邪による発熱や炎症以外

・下痢、胃炎に伴う吐き気やむかつき

・アトピー性皮膚炎にともなうかゆみ

・花粉症にともなう鼻水等の症状

 

これらはすべて、体が、治ろうとして現れる“治癒反応”です。

 

症状が出たら、

身体をリラックスさせて症状が治まるのを待つことが何より重要です。


自然治癒力で体の修復が進んでいくと免疫力が正しく作用し、

そして病気は必ず治癒に向かいます。

 

ちなみに、

「免疫力」というものは、治った後がもっともいい状態になります。

 

(漫画「ドラゴンボール」では瀕死の状態から“仙豆”で回復すると、

強さがレベルアップしますが、あんな感じですね。)

風邪薬を飲むと症状が長引く

ですから、

風邪をひくと、発熱や関節の痛み、のどの腫れ

といったつらい症状が出てきますが、

すべては体が治ろうとしている治癒反応なので、

考えようによっては、

悪作用どころか、免疫力向上のための“チャンス”

ともいえます。

 

風邪というものは、実は、

最初に熱が出てしまったほうが、治りが早いのです。

 

治るまでの期間は、平均的に2〜4日

本来、普通の風邪なら3日で治ってしまうものです。

 

なのに、「ひきはじめが肝心」などといって、

体を休めることなく、

ただ風邪薬を飲んで発熱を押さえ込んだりしようものなら、

せっかくの治癒反応に、わざわざストップをかけてしまうことになります。


「早く治したい!」のは誰だって同じ。

でも、早く治したいなら、

薬など飲まずに安静にすることが一番なのです。

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風邪はどういう仕組みで治るのか?

風邪が治るのは、

ウイルスと闘う免疫細胞のリンパ球が、

発熱によって活性化するからです。

 

要するに、

発熱のエネルギーによって、

人間の体内に侵入した微生物を排除する代謝機能を

向上させているからなのですね。

 

体の節々が痛み、のどが腫れるのも、

血液の増加によって組織が膨張しているからです。

 

病気を治す免疫細胞がそこに一挙に押し寄せて、

傷んだ組織の修復にとりかかっているのです。


むやみに、発熱や炎症を嫌い、

それさえ除去してしまえばいい、という考えはよくありません。

 

自分の体を信じること。

自分の免疫力向上を信じること。

 

風邪をひいた時、治った後には、

「より免疫力のアップした自分」に会えることに期待して、

まずは、安静にしようじゃありませんか?

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