味噌汁が健康に悪いなんて大嘘。味噌汁こそ、美容と健康の最強食
naturalogy / Pixabay
Pocket

歴史小説家・池波正太郎氏の名言に、こんなものがあります。

 

たとえ、一椀の熱い味噌汁を口にしたとき「うまい!」と
感じるだけで、生き甲斐を覚えることもある。
 

美味しい食べ物って、いくらでもありますけど、

ここで“味噌汁”をチョイスするところが、何ともいえず、いいですね。

 

味噌汁って、けっして豪華な食べ物ではないです。

食事のメインを張れる料理ではないです。

 

でも、

味も見た目も、どこか人をホッとさせる、

素朴ながら、不思議な料理ですよね。

 

ところが近年、

「塩分の摂り過ぎこそ、健康の敵だ」

ということで、この味噌汁が、あまりよく見られていません。

 

そんな人々の「誤解」

今回、シンプルに“解いて”差し上げたいと思います。
Sponsored Link

塩分は減らせばいいってものじゃない

高血圧学会や、ヨーロッパなどでは、

1日に摂る塩分は「3〜6グラムにしましょう」と提唱していますが、

世界的に見ても、

そんなに少ない塩分摂取量で暮らしている人はいません。

 

確かに、

1日あたり15グラムほどの摂取量から、3〜6グラムまで減らせば、

血圧は下がります。

しかし、その場合の、臓器保護効果が実証されていません。


最近では、

臓病(内臓の病気)予防に、最適な塩分摂取量は、

1日あたり10グラムあることが分かっています。

 

塩分は、ただ、やみくもに減らせばいいということではないのです。

 

高血圧やそれに伴う心不全や、腎不全患者などにおいては、

食塩摂取制限が必要なのは言うまでもないですが、

健康な人においては、それはあてはまらないということです。

Sponsored Link



「味噌」の健康効果ってスゴイ!

ある臨床試験において、

消化機能に問題のある入院患者に、

「味噌汁を出すグループ」「味噌汁を出さないグループ」

に分けたところ、

味噌汁を出すグループのほうが、栄養状態がよくなり、

入院日数が少なくなったそうです。


味噌には、消化吸収をよくし、腸内環境を整える効果があるのです。

 

また、

味噌は、老化の原因である「酸化ストレス」を防いだり、

「血圧を下げる」効果もあります。

(“上げる”どころか、“下げる”のがポイント。)

 

他にも、

味噌汁摂取量の多い人ほど、

乳がんや胃がんにかかる人が少ないこと、

また、

放射線によってダメージを受けた細胞も、

味噌汁を飲むことで早く立ち上がるというデータもあるようです。


これほどまでに素晴らしい効果が期待できる「味噌」は、

それこそ“薬”ともいえるくらい、体によいものなのに、

なぜ昨今のように、“誤解”されるにいたったのでしょう?

ヤリ玉にされてしまった味噌汁

1つには、

食卓における味噌汁の“ポジション”があります。

 

高血圧学会は、

塩分こそ、血圧を上げる原因であり、あらゆる生活習慣病の元凶とし、

「とにかく、塩分摂取量を減らしましょう!」

という大キャンペーンを行いました。

 

これを受け、日本の人々はどうしたか?

 

料理中において“目に見えない塩分”は手がつけられませんから、

「そうだ、味噌汁を排除すれば……」

と、短絡的に考えてしまったのです。


ですが、

高血圧の原因は、塩分だけではありません。

食事全体の栄養バランスが大事です。

 

確かに、味噌には塩分が含まれていますが、

味噌自体の健康効果は、前述の通り。

 

味噌の塩分だけに目を取られて、

「そうだ、味噌汁を排除すれば……」

なんていうのは、愚の骨頂というわけです。

Sponsored Link



高血圧の人ほど味噌汁を飲んだほうがいい!

味噌から摂取する塩分は、

通常摂取する範囲では、まったく心配する必要はありません。

 

味噌の中には、大豆や麹からくる成分があり、

それには、「血圧を下げる」効果があります。

 

要するに、

「塩(単体)」と、

「味噌(塩分も入っている)」は、まるっきり違うのです。

 

たとえば、同じ塩分2グラムを、

ただの塩で食べるのと、味噌から摂るのとでは

まったく「意味が違う」のです。


さきほど、健康な人であれば、臓病予防の観点から

1日10グラムの塩分摂取量が最適とお知らせしましたが、

 

もし、血圧を気にするのであれば、

塩分は、味噌汁で採ったほうが、むしろ得とも言えます。

 

食塩以外の栄養成分が、人間の体のメカニズムに好影響を与えるからです。

味噌汁“最強説”はますます明らかに…

繰り返し申しますが、

味噌汁の塩分は、血圧を上げません。

 

また、味噌汁の料理の特質上、

いろんな野菜を具材として使うことができるので、

それらの栄養分スープとして、逃さず、すべていただくことができます。

(さらには、肉や魚、キノコ、海藻だって入れられます。)

これほど、効率的な料理はないのです。

 

しかも、

それが、和食であれば、毎回、添え物としてついてきます。

何と素晴らしい和食……。


最近では、

味噌汁を飲むと何だかホッとすることも、

味噌汁のもつ「交感神経抑制作用」として、科学的に立証されています。

 

日本人が昔から培ってきた食文化を、

単なる誤解で遠ざけようとしてしまっては、本当にもったいないです。

 

てなわけで、

私の大好きな『味噌汁』に関する情報をお送りしました。

(私の好きな食べ物は「具だくさんの味噌汁」です。)



Pocket

こちらの記事もおすすめ