悩むだけ損。「悩みの数」は「幸せの数」って本当?

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以前、私が占い師の助手の仕事をやっていた時。

その仕事は、

かかってきた電話を占い師の方に取り次ぐのメインだったのですが、

取り次ぐ前に

私に向かって悩みを相談されてくる方が、まれにいらっしゃいました。

そんな場合私は、話を切ろうにも切れず、

しばらく聞いてあげることになるのですが、

その内容をかんたんに分析すると、こんなものが多かったです。

別れ道があって、2つのうちどちらへ進もうか迷っている。

私はAに進もうと思っていたが、

知人からはBに行くべきだと言われた。

私もBに行ったほうがいいのかも、と思い始めた。

どっちに行くのがいいのでしょうか?

…こんな感じですね。

非常に”典型的な悩み”といった感じがします。

もちろん私自身も、

こういった分かれ道で立ち止まったことは、何度もあります。

これを踏まえて今回は、

人の悩みとは一体どこから生まれるのか?

そんな「悩みの構造」について、いっしょに考えていきたいと思います。

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「楽な道」と「辛い道」どっちがよいか?

人は、他人から相談されると、信頼を得ているように感じて少し嬉しく思うのと同時に、

何か効果的なことを言ってあげよう、という気持ちになりがちです。

ですが、さきほどの話に戻ると、

私はそこで求められている占い師ではないので、

本当は何も言っちゃいけません。

それでもお客さんは話を続けてきます。

困惑しながら、私はこのように返したことが

何度かあります。

「お客様はAに行きたいのですよね?Aに行くのと、Bに行くのとでは、どちらが楽ですか?」

「Aです」

「では、どちらに進んだほうが成長できますか?」

「成長できるのはBです」

「そうですか。そうすると、どちらが”いい道”とは、決めることはできないんじゃないですか?」

そうするとお客さんはいったん黙ってしまうのですが、

その間に私はとりあえず、占い師さんに電話を繋ぐのです。

もうこれ以上は何も言わないようにしていました。

「気にしない」という最強の道

突然ですが、

こんな話があります。

ある山にお腹を空かせた羊が1匹いました。

でも、小屋の中には、ちゃんと干し草があるのです。

右側には羊が大好きな干し草が、少しだけ積まれていて、

左側には羊があまり好きではない干し草が、山のように積まれています。

羊は

「おいしい草を少しだけ食べようか?」

「いや待てよ、好きじゃないけどこっちの草をお腹いっぱい食べようか?」

と迷っているうちに、結局、干し草を前にしながら餓死してしまいました。

羊は悩んだ末にどちらも選ばなかったため、

逆に、最も不幸な道を選んでしまったと言えます。

この羊が抱えた思いこそが、

「悩み」そのものです。

つまり、「悩み」とは「迷い」なのです。

AとBどちらにするかで迷うのは、

わりと幸せな悩み。

一方で、

Aしかないけど、Aに行きたくないというのは、

もう少し切実な悩み。

…でも、ちょっと待ってください。

今の羊が選んだのは、

AでもBでもない3つめの(最悪の)選択肢でした。

Aしかない場合であっても、

実はもう一つの選択肢があります。

それは、

「気にしない」ということ。

つまり、

「Aに行かざるを得ないのにウジウジ気にする道」と、

「気にしないでAに突き進む道」です。

…するとまた、ちょっと待ってください。

この

「気にしない」という道は、

どんな場面にも必ずある道ではないでしょうか?

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幸せだから人は悩む

選択肢があるというのは、幸せなことです。

できることがたくさんあればあるだけ、選択肢は増えるのですから。

それはもしかしたら、人間にとって1番幸せなことかもしれません。

選択肢を増やせるのは、

お金や権力や知性や美貌といった”力”そのものだからです。

しかし、

選択肢があればあるだけ、

人は迷ってしまう、悩んでしまう。

ここが難しいところです。

要するに人は、

幸せだからこそ、悩んでしまうのです。

悩む、迷うということは、選択肢が多い自分の人生を噛みしめているのです。

噛みしめながら、

「やっぱり1番いい道を選びたい!」と思うのが人の性(さが)。

でもそれも適当なところで収めないと

いつまで経っても「決断」することができず、

見えていなかった”最悪の選択肢”が、浮上し始めます。

ここでまた最初にお話しした私の体験談に戻るのですが、

「楽な道」「辛い道」も、

実際のところ、進んでみないと分からない部分があります。

どちらが”いい道”かなんていうのは、誰にも結論は出せません。

だからといって

「どっちに進んでも後から文句言うな。気にするな」

では、あまりにも冷たい結論となってしまいますから、

私はあえて、こう言いましょう。

本当に、迷うんだったら、それは、

どっちでもいいんです。

そんなにも心から

本気で迷えただけ、悩めただけ、

あなたは、

充分幸せだったんです。

…いかがでしょうか?

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ABOUTこのブログをかいている人

大学卒業後、演劇と文筆活動をしながら、営業、販売、飲食、画家の助手、占い師の助手など、多様な職を経験。あらゆる業界に潜り込み、あらゆる人間関係に触れ、独自に人間心理の勉強をする。ひょんなことからある著名人のゴーストライターをやることになると、その後はフリーのもの書きに。このブログでは「人生のやっかいごと」をなるべくシンプルに解決できる実践方法や考え方を中心に、個人的に興味のある事柄を取り上げています。ふらっと立ち寄って何となく楽しんでもらえるような、そんな「お酒に合うブログ」を目指して。