米ぬか肥料の使い方と、その効果の仕組みを大検証
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今年に入り、初めて米ぬかを入手し、

その万能ぶりに驚いている私。

(主に、洗顔歯磨きに使っているのですが。)

 

今回は、

私としてもまだその効果を計りかねている

肥料としての使い方

について、

少しつっこんで書いていきたいと思います。


では、

すんごく興味ある方も、

ほどほどな方も、

分かりやすくまとめてみたので、ご覧ください。

(※本稿の初稿は2017年9月です。)
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葉の表面には菌がたくさんいる

私は、マンション住まいですが、

ベランダには盆栽の鉢がたくさんあります。

ほとんどは極小バラの類なのですが、

バラの病気で多いのが、何といってもうどんこ病

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↑きれいに咲いていますが、

ところどころ、葉っぱの表面が白く粉を吹いたようになってますね。

これがうどんこ病です。

 

これに、上からパラパラと米ぬかをふってやるだけで

なぜか、この症状(病気)が治るんです。

 

これって、

どうしてこのようなことが起こるかというと、

 

実は、

葉っぱの表面には

植物から分泌された物質をエサにして繁殖する

微生物がたくさんいるんです。

 

で、

そこにはちょうど

人間の腸の内側のひだ“腸内フローラ”のように、

善玉菌悪玉菌がいて、

 

米ぬかは、

この善玉菌を助ける役割をするんですね。

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植物はなぜ病気になるか?

(ここから、ちょっと難しい話になっていきますが、

どうぞお付き合いください。)

 

ご存知のように、

人間の腸内って、

善玉菌だけがいればいいというわけではありません。

 

善玉菌が優勢でありつつも、

悪玉菌と常に共生し、

バランスが取れていなければなりません。

 

植物の表面で行われていることも、

これとすごく似ているんですね。

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植物の場合は、これを善玉菌・悪玉菌と表現せずに、

 

共生菌・病原菌

 

と言います。

 

ここでいう共生菌は、必ずしも善玉ではないんです。

ただ、その植物と親和性があって、そこにいるだけ。

 

病気になりやすい葉っぱというのは、

 
・エルビニア
・ハービコーラ
・バシラス
 

といった共生菌が安定せずに、

撹乱(かくらん)状態に陥っている状態なんです。

 

学校の教室に例えると、

40人で良い子クラスだったのが50人に増えると、

元いた40人まで統制が利かなくなってしまって混乱してしまうような感じ。


すると、

そのクラスを覗いた悪ガキ(病原菌)が、

「ここは居心地良さそうだ」

とばかりに入ってきて、

付着器を作り、植物細胞内に侵入していくんですね。

(ちょうど教室の机と椅子を壊していく感じでしょうか。)

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……とすると、米ぬかは、さしずめ、

“泣き虫先生”でしょうか?

 

こんな風にやってくるのです。

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「おう、悪ガキども、ラグビーやらないか?」

とばかりに……。

米ぬかは土にまいてもいい

通常、「葉っぱの表面にいる微生物」たちは、

(泣き虫先生に感化された生徒たちは、)

抗菌物質を出したり、

栄養分を病原菌と奪い合ったりして、

植物が健全に育つための重要な役目をしています。

 

これは、

土壌の根圏微生物と同じです。

 

ですから、

葉っぱの表面に有効な微生物を増やすには、

土に米ぬかをまくのも効果的です。


 

リン窒素がほどよく含まれている米ぬかは、

まさに菌のエサとして最適なんですね。

(米ぬかは他の有機肥料と比べても、

特に「リン」が多く含まれています。)

 

近年では農業の世界でも、

無農薬栽培の切り札として、

米ぬかには大きな期待と注目が集まっているようです。


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下の写真は私の盆栽の一部ですが、

鉢植えは、土に限りがあるので、

一度バランスを崩して病気にかかりやすくなると、

なかなか立ち直りにくいですね……。

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ですが、

米ぬかで土質改善ならびに

葉っぱの表面の微生物バランスを整えてやれば、

立ち直ってくれるかもしれません。

(現に今、かなりの勢いでその効果を発揮してくれています。)

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なぜ私が米ぬかに注目するか?

なぜ私が、

肥料としての米ぬか」

洗顔料としての米ぬか」

つなげて考えようとしているかというと、

 

今年は、

ベランダの鉢植えに、ハダニの被害がすごかったんですね。

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↑葉っぱの裏側につく虫が葉の養分を吸い取って白くします。

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↑こんなふうに葉っぱの裏側にポツポツとへばりついているのが「ハダニ」です。

 

もうこれが今年、

どんなにいろんな薬剤を使っても、根絶できなかったんです……。

 

そうすると、

薬剤の使いすぎで葉っぱも弱ってきたんでしょうね。

 

今度は、うどんこ病が大発生したんです…。

で、これもなかなか治らない……。

 

最近、米ぬかをふって、

ようやく快方へ向かっているところです。


思ったのは、

結局、薬剤は植物を弱らせるということ……。

 

米ぬかのことを調べていて思ったのは、

悪いものをやっつければいい……のではなくて、

「共存」するのが一番。

 

つまり、

バランスをとってあげるということです。


そのためには、

薬剤ではなく、自然界に存在する、

“天然のもの”が一番いいのだな……

ということなんですね。

 

米ぬかで顔を洗うと、

表現するのがむずかしいほど、

なーんか、スゴク気持ちいいのも、


歯磨き剤として使って、

刺激がないにも関わらず口の中が異様にサッパリするのも、


「米ぬか」という天然素材が、

肌や、粘膜の表面と、成分の足し算引き算をしているのではなくて、

すごく“寄り添っている”からだと思うんですね。

 

そんなわけで、

今後もまたここで、

米ぬかに関する続報を発信していきたいと思っています。

↑大事なのはバランス。トムに加勢する者まで現れちゃ、
ジェリーも敵いませんよね……。

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