体や筋肉に乳酸がたまるってどういうこと?疲労との関係性
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ヨーグルトなどに含まれている「乳酸菌」という言葉は

昔から有名ですが、

 

最近、

「乳酸」という言葉をよく耳にします。

 

乳酸菌は体に良いものですが、

どうやらこの乳酸は、そうではなさそうです。

 

さて、

この乳酸って、いったい何なんでしょう?

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乳酸とは疲労物質

人間のエネルギー源である糖質は、

ブドウ糖へと分解され、

 

やがて

「ATP(アデノシン三リン酸)」

とったものに変換されます。

 

このATPこそ、

生命エネルギーの歯車を動かす、直接のエネルギーです。

 

植物も動物も全ての生物は、

このATPエネルギーを使って活動しています。

 

ですが、

ブドウ糖が分解される際、

ATPと同様に作り出される物質があります。

 

それが「乳酸」です。

 

糖をたくさん利用するような強度の高い運動では、

この乳酸が多くできるので、

 
乳酸=疲労物質
 

と言われるわけです。

乳酸は悪者か?

では、この乳酸は、

ATPを作る際に生まれる老廃物で、

単なる悪者なのでしょうか?

 

そうではありません。

 

スポーツドリンクや、肉、魚などいろいろな食品にも入っていて、

食事からも多く摂取します。

 

1つの筋細胞の中でも、

まず糖から乳酸ができて、

それがその細胞にあるミトコンドリアに入り、

グリコーゲン(エネルギー物質)を作るのに使われる

と言われています。

 

ただ、

血中乳酸濃度が増えたときに

疲労を感じることが多いので、

あくまでも“疲労度の目安”として、

乳酸は「疲労物質」と呼ばれているのです。

 

……ちょっと難しい話が続きましたが、

 

「乳酸」は悪者ではなく、

あくまでも「疲労度をはかる目安」である。

 

ここまで分かっていただけたでしょうか?

 

(ついでに言っておくと、“乳酸菌”というのは、乳酸とは全く別物。

これは、いわゆる微生物の一種で、乳酸発酵を行います。)

↑最も有名な乳酸菌錠剤。「整腸剤」とされています。

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たまった乳酸をどう解消する?

では、

体内に乳酸がたまった状態

つまり、血中乳酸濃度が高い状態は、

いったいどのように解消したらよいのでしょう?

 

これは簡単です。

十分な休養と睡眠をとり、血液循環をよくすればよいのです。

 

大事なのは、血液の流れ。

 

血液循環をよくし、血管を強くするには、

大量の酸素を取り込む「有酸素運動」が効果的です。

 

代表的なものは、

ジョギングやウォーキング、水泳などです。


近頃では、

“ふくらはぎに乳酸がたまる”

という説が広まり、その真偽が議論されていますが、

これはもちろん間違いではありません。

 

ふくらはぎは、

足先に流れてくる血液を、

まるでポンプのように心臓へと押し戻す役割があるので、

マッサージなどで、ここ(ふくらはぎ)の血流をよくすることは、

疲労回復に大きな効果が期待できます。

 

また、

クエン酸酢酸にも、

乳酸を、水と炭酸ガスに分解するはたらきがあるので、

「疲れたな」と感じたら、これらを摂取するとよいでしょう。

↑堺正章が毎日摂取しているらしい「クエン酸」。水場の固まったカルキ除去にも使えますし、石鹸シャンプーをする人の「リンス」がわりにも。

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