葬式しない、墓もいらない…でもこれって許されないの?

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高齢化社会もいよいよこれから本格化していき、

日本において、これまでより

「死」は、

より身近になっていくものと思われます。

 

近年では都心部に住む人も、郊外にお墓を持つというより、

すぐ近くにあって気軽に足を運べる、

納骨堂や、永代供養墓などに目を向け始めているようです。

 

しかし、

「お墓」というものを改めて考え直そうとすると出てくる議論が、

そもそも、お墓って必要なのか?

ということ。

 

実は私本人が、

永代供養墓の販売の仕事に携わった経験が(ほんの少しですが)ありますので、

今回は、

ちょっとリアルな、今時のお葬式・お墓事情について、

少しお話しできればと思います。

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人は、お墓のために生きてるの?

現代の日本人は、

死んだらお墓に入るのが当たり前、という感覚を持っています。

しかし、先祖代々のお墓を持たない人も多いのです。

なぜなら、お墓というものは、

基本的に「その家の長男が継ぐ」ということになっているので、

娘であったり、次男以降の息子などは、

その家のお墓には入らないことになっています。

(これは特に法律で決まっているわけではありませんが。)

若くして亡くなった場合には、

その家のお墓に入るケースが多いですが、それは例外的なケース。

これまで通りの風習にのっとって考えれば、

次男以降の息子は、

結婚して家庭を持って、その家の”家長”になって、

新たに自分が一番の”先祖”となる墓をこさえていかなくてはなりません。

 

…しかし、これって無理がある思いませんか?

そんなことを繰り返していたら、

日本中、お墓だらけになってしまいます。

(お墓増設で自然破壊すらしかねません。)

 

もちろん、経済的にもある程度余裕がなくては、

お墓を持つことなんてできません。

 

でも考えてもみてください。

人の生きる目的って、別に、

お墓を持って、それを子孫に継がせることではありませんよね?

 

現に、やはり、

そうしたところで立ち止まってしまったのでしょうか、

それとも、お墓を持ちたいけどお金がなくて、仕方なくなのか、

 

今、

ご遺骨を自宅に抱えたままの人が増えており、

すでに全国に100万人から200万人はいるそうです。

 

自宅供養、手元供養という言葉も、あるにはありますが、

やはり最終的には、そうしたご遺骨は、

どこかにおいて”処理”しなくてはなりません。

(ご遺骨を管理する人だって人間です。いつまでも存命しているわけではありませんから。)

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すべては”葬儀ビジネス”ありきのシステム

日本は、ほぼ100%の人が火葬される、

世界に類を見ない珍しい国です。

たとえばアメリカでは土葬が中心で、

火葬は増えつつあるものの、いまだ3割にも届きません。

 

日本でも、明治時代初期までは、土葬するのが一般的でした。

火葬が一般的になっていったのは、

仏教の開祖といわれる”釈迦”が火葬されたことが影響しているといわれていますが…

これは、うわっつらだけの話。

すべては、

葬儀ビジネスのため、です。

 

フランスやアメリカなどでも衛生上の観点などから、

火葬が増えてきているようですが、

日本のように、きれいに骨の形を残して焼くようなことはしません。

 

実は、

きれいに骨の形を残して焼くのは、

とても高い技術を要するのです。

 

でばなぜ、日本では、

きれいに骨の形を残して火葬する技術が磨かれたのか?

 

それは、そこに関連する

葬儀ビジネスのためです。

 

葬儀屋さん
お墓を売る石屋さん
お墓を管理する宗教法人(お寺)

といったところのシステムは、

きれいに焼け残った骨があるからこそ、

成立しやすくなっています。

 

ちなみに、

公営霊園であれ、日本のお墓には必ずバックに宗教法人が控えています。

間に何かが介在することによって、”檀家制度”がどれくらい緩くなっているかだけの話ですね。

(公営霊園にお墓を持つのは、”入檀”とはされません。)

散骨が「まだ一般的でないから」踏み切れないだけ

ここでまた冒頭の話に戻ります。

私が永代供養墓の販売の現場に携わって感じていたのは、

 

安価で管理もラクな永代供養墓に

ご遺骨を納めようとする人の”ほとんど”が、

 

この先の時代にもしかしたら主流になるかも知れない

「散骨」

を見据えているように感じたことでした。

 

これはどういうことかというと、

永代供養墓だからといって、

金銭的に余裕がない人がばかりが購入するわけではないのです。

 

「本当は散骨したいんだけど…

まだちょっと抵抗があって…」

という人が、本当に多い。

 

「お墓はいらない!」

とすっぱり言い切らないまでも、

内心、「いらないんじゃないかなぁ…」

と思っている人が本当〜に多いんです。

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ですが、現実に、まだ散骨は一般的ではありません。

それに、

「せめて、永代供養墓や納骨堂に入れよう」

と思う人は、

”世間の目”

を一番気にしているようですね。

 

散骨してしまえばもちろん、それ以後の管理からは解放されます。

そのように、

ラクなだけに、
罪悪感を覚えてしまうのか、

ラクなだけに、
亡くなった方に対して不誠実なことなのではないか…?と思ってしまうのか、

ちょっとまだ大手を振って散骨には踏み切れない方が多いようです。

 

私は、個人的には、

このような状態もあと10年ほどで大きく変貌すると思っています。

散骨は、徐々に主流になっていくと思います。

大きな寺は残りますが、

小さな寺の存続はどんどん難しくなっていくでしょう。

 

散骨プラス、

少量の遺骨を加工した手元供養の為のアート作品(ペンダントや置物など)

で供養するというのが、増えていきそうな気がします…。

葬式の参列者が急速に減っている

お墓を持とうとしない人が増えているのと同時に、

もう1つ気になるのは、

ここ10年の間に、

葬式の参列者は、3分の2にまで減ってきている

ということです。

 

それまではほとんど面識のない人の葬式でも参列することが多かったのが、

関わりの深くなかった人の葬儀には、

もう堂々と

「参列しません!」

と意思を示し始めているのですね。

 

「お墓いらない! 散骨でいい!」

と、ここまで目覚めてなくても、

 

すでに

「そんなに知らない人の葬式なんて出なくていいでしょ」

と、このレベルではすでにみなさん、

”目覚め”始めているというわけです。

 

こうしたことを踏まえても、

お墓のフリー化は、

今後、間違いなく増えていくだろうと思います。

(※「お墓のフリー化」とは、お墓はこうあらねばならないという感覚から脱却すること。私が今つくった造語です。)

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ABOUTこのブログをかいている人

演劇と文筆活動をしながら、画家の助手、占い師の助手、著名人のゴーストライターなど、数々の”珍職”を経験。現在は、童話作家、フリーライターの顔を持ちながら「ストーリーカウンセラー」としても活動中。こちらのブログでは「人生のやっかいごと」をなるべくシンプルに解決する方法・考え方を中心に、個人的に興味のあることを”総合的に”紹介しています。