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海や川や地面に勝手に散骨したら違法なのか?
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今回も、

私がお墓販売の仕事に(ほんの少し)携わった中で

得た知識を、みなさんにお裾分けできたらと思います。

今日のテーマは「散骨」です。

 

「散骨」とは、骨壷に遺骨を納めて、

お墓は納骨堂などに”収納”するのとは違って、

”自然に還す”

ということです。

海や川や地面に、そうした散骨をするわけですけど、

もちろん、これをした後、遺骨は戻りません。

遺骨の最終的な処理の方法としてあるのが、

この「散骨」です。

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お墓販売業者が語ってきた”嘘”

実際、現在のお墓販売の現場では、

潜在的な散骨希望者がとても多いです。

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ですが、

お墓販売業者はこれをされると儲かりません。

理由はかんたんですよね?

散骨をされると、

お墓を持つ必要がなくなり、

お墓が売れなくなってしまうからです。

 

ですから、

お墓販売業者は、(特にあくどい業者は、)

「ご遺骨を自宅やお墓以外のところへ勝手に散骨したら、違法ですよ。

ですから、お墓を持つしかありません。

さあ、お墓を買いましょう」

 

というようなトークをします。

 

あくどい業者でなく、単に無知識な業者もいます。

本気で、散骨が違法だと思っている業者ですね。

(そりゃ「お墓が世の中に必要だから、自分はそれを売る仕事をやっている…」そう信じて疑わない人は「散骨=違法」の論理にまったく疑問をはさまないかも知れませんよね。)

ですが、

散骨って、違法ではないんです。

「墓埋法」成立当時とは違う現在の状況

散骨が違法だとする人(勘違いをしている人も含めて)は、

「墓埋法(ぼまいほう)」

とう法律を語ります。

 

この法律は、

まだ土葬と火葬の割合が半々だった時の古い法律で、

たとえば、

好きな場所に自由に土葬したら、

公衆衛生的に問題がある

といった理由から、

お墓以外のところへ遺体(もしくは遺骨)を葬るのは禁じます

となっているのです。

 

ですが、

今、日本は、ほぼ100%火葬。

昭和13年にできたこの墓埋法というのは、

公衆衛生的に問題のない

”灰になるまで焼いた焼骨”や、

”焼いて砕いた粉骨”などを扱うことを想定していないんです。

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散骨は違法ではないという現実

墓に入る自由も含めて、

葬送の自由は日本国民に認められています。

 

そして

1991年10月に、

法務省は

「節度があれば、散骨を認める」

という見解を示しています。

 

しかしこの事実は、(今でも)

日本においてあまり周知されていません。

 

…分かりますね?

さきほども書いたように、

「お墓を売りたい人」たちがいるからです。

 

何も私は、お墓を否定したいのではありません。

お墓参りも毎年必ずしていますし、

お墓の前に立つと背筋が伸びて、清々しい気持ちになります。

 

私はただ、

お墓を持つことをためらう人たちや、

金銭的にあまり余裕のない人たちに

「遺骨を勝手に散骨するのは違法ですよ」

といった脅しをかけて

もの(お墓)を売ろうとするのには絶対反対なんです。

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”節度”とは?

しかしこの1991年の、法務省の見解、

節度があれば、散骨はしてもよい」

というのもまた、あいまいな表現ですよね。

 

私がちょっとお墓販売の仕事に携わったからといって、

ここで偉そうに、

節度とはつまりこういうことです、と断言はしません。

ですが、

お墓業者の先輩などに確認し、

ある程度、この「節度」というものが、

どういう基準か、といったことは語れます。

ですから、ここから先は、

世間話をただ耳に入れる…くらいの感覚で読んでください。

 

節度とは、

まず、骨の形が残っていてはいけません。

焼いた上でちゃんと”粉骨”していること。

”粉”になっていることが条件であり、それがここでいう節度です。

 

粉になっていれば、

海や川や地面に、それを散骨しても構いません。

 

ただ、もう一つ、守らなくてはならない節度があります。

それは、

近所の人や、土地の持ち主などに

気味悪がられてはいけない、ということです。

 

数人で真っ黒い服装をして、いかにも儀式っぽい感じで、

どこかの茂みや川などに散骨したら、

そりゃ近所の人にとっては嫌なものです。

違法でなくても、

「やめてくれよ!」とか、

「そういうの違法だぜ!?」

とか言ってくるでしょう。

 

ですから、儀式っぽくせず、

ごく少数(もしくは1人)で、

人のいない夜中などに、

しれっと散骨すればよいのです。

(まだこうした勇気?のない方は、散骨業者とともにやるのがいいでしょう。)

 

…以上、ちょっと踏み込んだ発言でしたが、

大きくは間違っていません。

各自の責任においてやってください。

 

ちなみに、

骨の成分は「リン酸カルシウム」ですので、

海も川も、土も、

きれいになりこそすれ、

汚すことはありません。

 

そんなわけで、私がお墓販売の現場を通して、知った知識の

ちょっとしたおすそ分けでした。

どなたかのお役に立てれば…。

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