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「スローカロリー」とは?糖質制限ダイエットはもう古い?
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2年ほど前からでしょうか。

炭水化物抜きダイエット

とか

糖質制限ダイエット

という言葉をよく耳にするようになりました。

「糖質制限」とは、元々、

ご飯やパン、麺類、ジャガイモなど

炭水化物(糖質)の多い食品を食べないようにした、

糖尿病患者のための食事療法のことです。

痩せたい人などが

「じゃあ、ご飯だけ食べるのやめよう」

などと安易にこのダイエット法に取り組むケースがよく見られますが、

問題はないのでしょうか?

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糖質制限の危険性

「糖質制限ダイエット」の第一人者として知られた

ノンフィクション作家、桐山秀樹さんが

2016年2月に、心不全のため61歳で急死したことは、昨今の糖質制限ダイエットブームに大きな波紋を投げ掛けました。

糖質制限食に関しては、

元々、日本糖尿病学会が

総エネルギー摂取量を制限せずに、

炭水化物のみを極端に制限して減量を図ることは、

長期的な食事療法として安全性などの重要な点について

科学的根拠)が不足している

などとしてしていました。

つまり、

「そんなお手軽に、糖質だけ抜いて、本当の体に問題ないの?」

ということです。

糖質制限ダイエットの弊害

人間には一日170gの糖が必要とされています。

そのうちの120〜130gは脳で消費され、

30gは全身に酸素などを運ぶ赤血球のエネルギー源として消費されます。

ですので、

糖質を制限してしまうと、

代わりにタンパク質を構成しているアミノ酸を、肝臓が糖に作り変えるというシステムが働き始めます。

人体の維持に必要なエネルギーをタンパク質や脂質でまかなおうと思ったら、毎日大量の肉を食べなければなりません。

つまり、

糖エネルギーが不足すると、体は筋肉を分解してアミノ酸に変えていくので、筋肉量がどんどん減っていってしまいます。

また、

カロリーを補うために脂質やタンパク質を大量に摂るようになると、

血液がドロドロになるとともに、血管に悪玉コレステロールが溜まり、

脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性が高まります。

さらには、

糖の不足を補おうと肝臓が体脂肪を分解した際に、

「ケトン体」という物質が作られます。

このケトン体に含まれる「アセトン」の臭いは、

呼気や尿、汗にアセトンが混じり、それが口臭や体臭の原因となります。


”スローカロリー”って何?

「スローカロリー」とは、

糖質の量だけではなく、取り方や質に配慮して摂取することで、健康を保つことができるという考え方

のことです。

これを提唱する団体「スローカロリー研究会」は、2015年2月に発足しました。

ダイエットや健康を気にするあまり、

「カロリーオフ」であったり「糖質オフ」という言葉だけに飛びついてしまう人も多いようですが、

大切なのは、カロリーの量ではなく、消化吸収速度

であることが分かってきたのです。

確かに、

白米や小麦粉など、消化のスピードが速い糖質を一気に食べると、血糖値が急上昇します。

しかし、

スローカロリーな糖質なら、血糖値の上昇も穏やかになります。

吸収速度がゆっくりなため、腹持ちも良い上、満腹感を得やすいので、当然、過食を防ぐことにも繋がります。

さらに、

体に負担なくゆっくり吸収されるので、持久力アップや集中力に持続にも繋がるとのこと。

…いいこと尽くめですね。

スロカロリーな食べ物とは?

ゆっくり消化、吸収される糖質食品としては、

ズバリ、

玄米、大麦、雑穀などの食物繊維が豊富な穀物。

残念ながら、白米や小麦は入ってこないのですけども、

全粒粉パンなどはこれにあたりますね。

ついでに、消化吸収速度の速い食品も記しておきます。

ファーストフード、食物繊維が少ない食品、ブドウ糖、砂糖、果糖…

のような感じになります。

スローカロリーのために、

食生活を一変させる必要はないと思いますが、

これまで何度も上に書いたように、

安易に炭水化物を抜くことは危険です。

ですので、

まずは普段通り、バランスの取れた食事を意識しながら、

過食に気をつけることから始めてみてはいかがでしょうか?

「これさえ抜けば痩せられる」などと、

自分の尊い体について安易に考えることなく、

バランスを取りながら、食べ過ぎに気をつける…

いつの時代も「結論」は結局、

シンプルなところに落ち着くものです。

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