園子温のアイドル批判は業界のタブーを撃ち抜いた?

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三池崇さんと並んで

日本で今最も忙しい映画監督とされる

園子温(その・しおん)さん。

今回はこの園子温さんに触れながら、

日本の映画界、芸能界に少しツッコミを入れていきます。

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園子温さんとはどういう人か?

映画に詳しくない人のためにも少し触れていきましょう。

園子温さんは、 1961年生まれ愛知県出身、現在54歳の映画監督、兼脚本家です。

学生時代から、雑誌に詩や漫画を投稿し、

23歳の時に自主制作映画を製作し、ぴあフィルムフェスティバルに入選。

90年代にはインディーズ系映画界を席巻。

2001年以降はメジャー映画会社とも手を結び、数々の癖の強い映画を送り出しています。

彼の映画を観た感想としてよく言われるのが、

「憂鬱になる」とか

「面白いけど、疲れる」

といった言葉。

面白くて目が離せなくて、手に汗握るんですけど、

「そんなに人間のドス黒いとこ、映画で出しちゃう?」みたいな露骨な映像表現が、確かにちょっとした疲労感を呼びます。

まぁ、映画って人生を表現しているわけですから。

人生ってただ面白おかしく生きていくのは不可能です、

怒り、虚しさ、不条理、狂気、鬱屈…

そういうのがあるから、人生なわけで、

それがそのまんま約2時間の映画に詰め込まれている…

というのが園子温さんの作品って感じ。

私はこの人の映画、…好きです。

好きか嫌いかといったら。

40歳時にホームレス?

園子温さんが、映画監督として日の目を見たのは実に、40代になってからで、40歳の時はホームレスだったらしいです…。

ですが、もともと負けん気の強い性格もあって、40を過ぎてから成功を果たした偉人たちのイメージを自分と重ね合わせながら、成功する自分を信じて疑わなかったとのこと。

今となってはそんな過去をいい風に解釈し、

「俺は40歳で映画デビューしたから、同い年ぐらいの映画監督たちがおじさんに見える」

と言っているのだそう。

いいですねぇ。

私も同じように考えることがあります。

人生の先にやりたいことが一つ決まっていたら、

そこにたどり着くのに自信があるのなら、

寄り道なんてすればしただけ、後になってその価値が出てきます。

人生レースは長いですからね。

今じゃ、インディーズ映画どころか、日本を代表する売れっ子監督になったわけですが、

三池崇史さんとは違って、園さんの作品は大衆や芸能界の枠組みに迎合したところがないのが素晴らしいです。

そりゃ興業として成功するためには、

マーケティング結果に則ったり、芸能界のパワーバランスに流されたキャスティングを余儀なくされることもあると思うのですが、

今のところ園さんはまだ大丈夫ですね。

いえ、ずっと大丈夫でしょう、この人は。

成功している今だって、彼の根本的にあるのは

「これで儲けてやろう」という気持ちじゃなくて、

「ただ、面白い映画を撮りたい」という姿勢だけなのだと思います。

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園子温の名を有名にした業界批判

彼の一連の作品でも一番高評価を得ている作品

『冷たい熱帯魚』が

第54回ブルーリボン賞の作品賞を受賞した際、

園さんは突然、

「キムタクなんて映画に起用しちゃだめなんだよ!」

と発言しました。

映画界には、ジャニーズ事務所のタレントを起用して、女性ファンを当て込むという”慣例”があります。

これは誰もが知ってますよね。視聴者レベルではどうにもできない問題なので、

もう、起用されたタレントに対し「とりあえず、ちゃんと演技してね」と祈ることしかできないのですが。

ここで言った「キムタク」とはまさに、

ジャニーズ(男性アイドル)を象徴する存在として言ったわけです。

そのインタビューで園さんは、さらにこう続けました。

「ハリウッドは腐っても『企画で勝負する』というプライドがある。

それに比べて今の日本映画界はプライドがなさすぎだ!」

と。

また、園さんは

なかなかお金が集まらない日本の映画界にも不満を漏らしています。
邦画の平均的製作費は一本当たり3.5億円
これは、

たとえば
「マッドマックス怒りのデスロード」であれば、3分しか作れないといった有様。

同じ映画作品ということで同じ土俵に乗せようにも、制作費がこれほどまでにも違うんですね…。

それでも現在、売れっ子監督として、

業界の慣例に染まらず自由に映画を撮り、

低予算ながらも、きちんとしたエンターテイメント作品を撮り続ける園子温監督。
北野武さんなどは、テレビ出演で稼いだお金を撮影資金に回しているそうですが、

そのような裏技的手段を持たない、天才・園子温が、

これから先に日本の映画界でどのような活躍を見せていくか、

注目したいところです。(海外に出たりして…。)

山田太一さんもキムタクを引き合いに出して語ったことがあります。
>>山田太一がインタビューで語ったキムタクドラマの作り方

ジャニーズの若手に思わぬ疑惑。
>>中島健人はハゲなのか?ドラマ、映画に続々主演してるのに

芸能界のゴリ押しの代表例?
>>剛力彩芽はなぜ人気?最近ようやくかわいくなったと評判

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ABOUTこのブログをかいている人

大学卒業後、演劇と文筆活動をしながら、営業、販売、飲食、画家の助手、占い師の助手など、多様な職を経験。あらゆる業界に潜り込み、あらゆる人間関係に触れ、独自に人間心理の勉強をする。ひょんなことからある著名人のゴーストライターをやることになると、その後はフリーのもの書きに。このブログでは「人生のやっかいごと」をなるべくシンプルに解決できる実践方法や考え方を中心に、個人的に興味のある事柄を取り上げています。ふらっと立ち寄って何となく楽しんでもらえるような、そんな「お酒に合うブログ」を目指して。