水道水って飲んでも大丈夫?塩素って本当に害があるの?
Skitterphoto / Pixabay
Pocket

ミネラルウォーターは、

1980年代から、日本で一般的に販売されるようになりました。

 

でも当然、

その頃から急に、日本の水道水が飲めなくなったわけではありません。

 

水道水が変わらず飲めるにも関わらず、

日本人は、なぜか水を買うようになったのです。

 

今回は、

“水ビジネス”の周辺と、

「やはり水道水は飲まないほうがいいのか? 」

といった疑問に関して、調べてみました。

(※本稿の初稿は2017年10月です。)

Sponsored Link

日本における”水ビジネス”

日本において「水を買う」という文化は、

厳密には、1983年に『六甲のおいしい水』

ハウス食品から、発売されたことから始まります。

 

実は、当初は、これ、

カレーを食べる時に飲む水用に発売されたものでした。


しかしこれが、意外にも絶好調で、あとに続けとばかりに、

ミネラルウォーター市場に、

サントリーやキリンの子会社などが続々と参入し、

ついには、「一般向け」の水の消費量が、

「業務用」を上回るようになりました。

(それまで家庭では、ミネラルウォーターを飲むことはほとんどなかったんです。)

 

今では、日本においてミネラルウォーターは、

年間250万キロリットル以上を生産・輸入されており、

なんと、

清涼飲料の13パーセント以上を占めるに至っています。


こうして、それまでは考えたこともなかったでしょうけど、

大企業がこぞって、1990年頃から、

「水は金儲けの道具になる!」

と確信し始めたのですね……。

Sponsored Link



“水ビジネス”の胡散臭さ

日本は、水が豊かな国なだけに、“水信仰”といったものもあり、

「水に、何か力(ちから)が宿っている」

などという話を、すぐに信じやすい傾向があります。


ですから、

水にまつわるたくさんの詐欺も横行しています。

 

おそらくみなさん聞いたことのある、“波動水”をはじめとして、

トルマリン水、、マイナスイオン水、、ナノクラスター・ゲルマニウム水など、

「この水は、こんな病気に効きますよ」などとアピールし、

ニセ科学で消費者を釣って、

高価なものを買わせようとするビジネスも横行しています。

 

健康にいいものって、実感するのは難しかったり、

個人差もあったりしますから、

きちんとした立証をすることは難しいです。

 

でも、それを「逆手」に取るわけですね。


それに、

水は常用性があるので、

定期購入を促しやすく、原価はほとんどタダ。

うまくいったら、こんなおいしいビジネスはありません。

 

ですから、

“水ビジネス”には、悪い人たちもたくさん集まります。

そういう構造になっているのです。

水道水が飲めるって実はすごいこと

こういった事実をご存知でしょうか?

実は、世界のほとんどの国では、水道水を飲むことができません。

 

厳密には、

 

水道水が飲める国は、世界に13カ国(日本含む)しかありません。

 

日本の他はこんな国々↓

 
・アイスランド
・フィンランド
・アイルランド
・ドイツ
・オーストリア
・スロベニア
・クロアチア
・アラブ首長国連邦
・モザンビーク
・レソト
・南アフリカ
・ニュージーランド
 

(ちなみに、韓国の名前はここにありません……。)

 

水道設備自体がある国は多いですが、

高度浄水処理をするには、かなりのコストがかかるのです。

そこにお金を割くより、むしろペットボトルのほうが安いので、

実際、あえて浄水処理をしようとしない国も多くあるのです。

 

日本の水事情は、本ッ当〜に恵まれています。

でも、こんな日本でも、この30年間で、

ミネラルウォーターの消費量が、何と35倍になっているという事実……。

あなたはどう思いますか?

Sponsored Link



実はミネラルウォーターより水道水のほうが安全

あまりにもミネラルウォーターが身近になってしまったので、

最近では、

「水道水って飲んでもいいんだよね?」

と確認する人まで現れていますが、当然、飲んで大丈夫です。


一般的にはこう思われてますかね、

 

「水道水はあまりおいしくないけど、ミネラルウオーターはおいしい……」

 

でも、どうでしょうかね? これ。

否定も肯定もできません。

 

ミネラルウォーターといっても、

いろんな硬度の水が販売されており、個人の好みもありますから。

(私などは、硬度の高い水、苦手です……。)

 

しかし、これだけは言えます。

 

水道水が、体に悪いと考えるのは、まったくの誤りです。

 

毎日水道水を飲んでいても、

健康に害が及ぶことは全くありません。

 

よく言われる「塩素」ですが、

これも行政によって、厳しい規制基準が設けられており、

生涯、水道水を飲み続けたとしても、

身体に悪影響を与えないレベルにきちんと調整をされています。

 

むしろ、

 

健康面に限って言えば、

市販のミネラルウオーターのほうが危険性が高い

 

のです。

 

なぜなら、

水道水とミネラルウオーター、その規制基準の厳しさを比べても、

水道水のほうが、規制基準は厳しく設定されているからです。

 

これがまぎれもない事実……。

Sponsored Link



水道水にもミネラルは入っている

市販のミネラルウオーターには、

マグネシウムやカルシウムと言ったミネラルが含まれおり、

味とともに、この“ミネラル”もウリになっているのですが

これらのミネラル類は、水道水にも含まれています。

 

というか、

そもそもミネラルが含まれない水って、

わざわざそのように加工しない限りは、ありえません。

では、水道水を美味しく飲むためには?

先ほども書きましたが、

水道水でも最も問題視されるのは、「塩素臭」ですね。

(「カルキ臭」とも言われたりします。)

 

これはある意味、“安全の証”でもあるのですが、

味覚と言う点からすれば、確かにちょっとマイナスになります。

 

また、塩素を使って水を消毒する時に、

トリハロメタンという物質も発生します。

 

ですが、これも問題視するには値せず、

やはり行政が定める水質基準で、トリハロメタンに関しても、

「生涯その水を飲んでも健康に影響がない量」

にきちんと調整されています。

 

「それでも私はそこを気にしてしまう」という方、

 

そんなあなたに、とっておきの方法があります。

これだけ知っておいてください。

 
塩素臭とトリハロメタンは、

10分ほど煮沸するだけで、ほぼすべてなくなります。
 

……どうです?

つまり、水道水も、煮沸するだけで、

ミネラルウォーターになっちゃうんです。

 

今の時代、ミネラルウォーターもいろんな種類が販売されていて、

選ぶのも楽しいですが、水道水だって、ゴクゴク飲んでいいんです。

 

このこともちゃんと分かっておくと、より生活が豊かになりますね。

まさに、日本人の特権と言えるでしょう。

ぜひありがたく、水道水もいただこうじゃありませんか。

↑もし買うなら、私はこれが一番好き。

Pocket

こちらの記事もおすすめ