人生は「解釈→行動→結果」の繰り返し。「運命」も「運」も解釈次第
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私が大好きなトルストイの寓話(ぐうわ)に、

このようなものがあります。

 


『そうなん』

りょうしたちが、いっそうのふねをこいでいました。

すると、あらしになりました。

こわくなったりょうしたちは、かいをほうりなげ、

「どうか、おたすけください」と、かみさまに、おいのりをはじめました。

ふねは、かわぎしからはなれ、とおくのほうまでながされてしまいました。

そのとき、おじいさんのりょうしが、さけびました。

「どうして、かいをなげすててしまったんだ? かみさまにおいのりするのもいいが、きしまでこがなくちゃ、かみさまだってたすけてくれないぞ」


短い文章ですが、非常に深い話ですよね。

「運」とは何なのかと改めて考えさせられます。

 

今回は、

人が「運」を語る前にすべきことについて、

少し語ります。

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「運」のいい・悪いは結果論

冒頭で紹介した話からすると、

もし、神様というものがいて、

人の望みを叶えてあげられるとしても、

最善を尽くした人のみ、

つまりは、「行動した人」のみということです。

 

「運」というのは、ある意味、「結果論」なのですね。

 
やってみたら、うまくいかなかった = 「運が悪かった」
やってみたら、うまくいった = 「運が良かった」

↑こういうことです。

↓同時に、こういう風にも言えます。

 
何もしなかった ≠ 「運が悪かった」

 

何もしてないのに、運が悪かったとは言えません。

つまり、

行動をしなかった人は、「運」を語ることすらできないのです。

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「運命」は解釈次第、「運」は単なる結果

「運命」とは、

人間の意志や力の及ばないものです。

もっとこう生まれたかった、と思ってもどうすることもできません。

自分自身が変えることのできないのが「運命」です。

 

一方、

「運」とは、

自分自身で変えられる可能性があるものです。

自分の考え方や行動次第で、良くも悪くもできます。


冒頭の話に戻ると、嵐が起こった時、船が大きく傾き、

かい(櫂)がすべて船の外に吹き飛ばされる可能性もあったでしょう。

でも、そうはならなかった。

船を漕ぐための、櫂は手元にあった……これは「運命」です。

 

しかし、神様にお祈りを始めると同時に、

その櫂を自ら海に放り出してしまった……

これは「運が悪かった」とは言えないのです。

 

「船を漕ぐ」という行動を起こしていないし、

最善を尽くしていませんからね。

 

ですから、もしこの漁師たちが、

この嵐の海に散ってしまったとしても、

ある意味、自業自得であったと言えます。

 

では、櫂を投げ出さず、一生懸命漕いだら、助かったのか?

そんなもの、

助かったら運が良かった、助からなかったら運が悪かった、

という結果論で語られるだけです。

 

ですから、

運」を掴むためには、

「運命」をどれだけいい風に“解釈”できるかが重要

であると言えます。

 

「自分には櫂が残されている。これで助かるかも知れない」

解釈


櫂を漕ぐ(行動する)

運が良かったという結果論にたどり着く可能性がある

ということですね。
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あるがままを「受け入れ」、「行動」する!

運命に対して、文句を言っても始まらないのです。

 

自分の力でどうにもできないことや、起きてしまったことを、

ただ嘆くばかりで、そこから何も行動を起こさずにいたら、

「運」を語る資格もありません。

 

目の前にある状況を受け入れ、

それを「何とかできる!」と解釈し、

 

今の自分に、

 
・何があるか?
・何が残されているか?
・ここから具体的に何ができるか?
 

を考え、行動すれば、良い結果に辿るつけるかも知れません。

 

生死に関わるようなことは別ですが、

辿り着いた結果もまた、解釈次第でしょう。

その結果を受けて、

 
・何を失い、何を得たか?
・ここから具体的に何ができるか?
 

が、また繰り返されるだけです。


つまり、人生とは、

「解釈、行動、結果」➡︎「解釈、行動、結果」……

の繰り返しなのです。

 

なのに、普段、人は、

「運命」「運」の区別もせずに、

運」の良し悪しを語り過ぎています。

 

どうすれば運がよくなるかを語る前に、

今の状況をいったん素直に受け入れ、

具体的にやれることを少しずつでもやっていく……

 

つまらない結論にはなってしまいますが、

これが言わば、“究極の開運法”なのかも知れません。

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