悪口を言う人はなぜ嫌われる?タレントの毒舌と何が違う?

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人の悪口を言うのはよくないことだというのは、 みな分かっています。

古くは2800年前、 ギリシャの詩人・ヘシオドスも

「人の悪口を言ったら、すぐにあなた自身の悪口を言われていると思え」

という言葉を残し、悪口を言うことに対して警告しています。

一方、   司馬遼太郎は、

「人の悪口を言うときには、誰もが端倪(たんげい)すべからざる批評家になる」

と言って、意外にも、悪口に一定の評価をしてるんですね。

(「端倪すべからざる」とは「はかりしれない」という意味です。)

確かに、 その人のことをじっくり分析しないと言えない悪口もあります。

でも、私たちがふだん耳にする人の悪口は、大抵の場合、人をおとしめるために言っているものなので、聞いていてあまり気持ちのいいものではありません。

では今回は 、

「悪口を言う人を多くの人が避けてしまう理由」と、

「悪口と毒舌はどう違うのか?」

をいっしょに考えていきましょう。

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悪口を聞いていると、どんな感情が起こる?

もちろん、私もこれまで何度も人の悪口を言ったことがありますし、聞いたことも何度もあります。 その時のことを思い出しながら、考えていきます。

まず、悪口は、言葉に出して誰かに聞かせない限りは悪口になりません。

「思いは言葉にしないと伝わらない」 なんて言いますが、 悪口を言う人は、悪口を声に出して人に伝えることによって、その感情を増幅しようとしているんですね。

憎い人のことをもっともっと憎みたくて。

ですが、少なくとも「目の前の人は味方」だと思えないと言えません。

このように人を選んで言いますから、 大抵の場合は黙って聞いくれます。

でも人の気持ちの”奥の部分”は分かりませんよね。

ましてや言っている本人は、言いながらだんだん感情が増幅していきますから、聞いている人との感情のギャップはだんだん大きくなります。

同時に、 聞いている人は

「ここにいない人のことをこんな風に言うんだから、私がいないところでは私のことも悪く言うんだろうな」

とも思います。

つまり、 「感情の温度差」と「不安感」が、

「悪口を聞きたくない」

といった感情を起こすんですね。

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毒舌タレントはなぜ人気?

テレビで、いわゆる”毒舌”をウリにしている人たちがいますが、

あれはあくまでも人気取りです。

あれ?今、悪口をいう人は避けられると言ったばかりなのに、

と思う方もいるかも知れませんが、

誰もが思っているであろうことを、あえて自分が嫌われ役を買って、ハッキリ言うことで視聴者の共感を得る…、

つまり、あれは、

テレビタレントとしてキャラクターが確立していて初めてできること

なのです。

現実社会とは離れた「テレビタレント」という仮面を被り、

同じくそういった仮面を被った人に対してのみ、悪口を言っているのです。

番組スタッフなど身近な人に対してもずっと毒を吐いていたら、いくら何でもすぐに干されてしまうことでしょう。

ですから、あれはカメラの前の”芸”

しかも私たちがふだん聞く悪口と違う一番の特徴は、

誰でも知っていて話題にのぼっていることを、

「私もそれについて面白くなく思っている」というスタンス

で話すところです。

でももちろん、芸としては諸刃の剣。

毒舌芸にはリスクもあります。

実際に毒舌タレントのことが嫌いな人も多いですからね。(好きな人も多いですけど。)

悪口を言う者は孤独…

ここでまた先ほどの話に戻すと、

テレビの世界ではなく、現実社会で生身の体で接している者同士だと、

悪口を聞かされている人間は、

言っている人間に対して、どんどん心を閉ざしていきます。

「私のそばを離れたら私の悪口を言うんだろうな」という恐怖の存在

となるからです。

人の悪口を言う者は、人から避けられ、孤独になっていくのは必然のこと。
それでもいいというなら、悪口を触れ回るのもいいでしょうが、
「この人はいつだって人の悪口を言わないな」と信頼される存在
 となったほうが、おそらく気持ちよく生きていけるでしょう。
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ABOUTこのブログをかいている人

演劇と文筆活動をしながら、画家の助手、占い師の助手、著名人のゴーストライターなど、数々の”珍職”を経験。現在は、童話作家、フリーライターの顔を持ちながら「ストーリーカウンセラー」としても活動中。こちらのブログでは「人生のやっかいごと」をなるべくシンプルに解決する方法・考え方を中心に、個人的に興味のあることを”総合的に”紹介しています。