
植物を育て始めて8年くらい経ちます。
今は、主に、盆栽。
それもバラが多いですね。
たとえば、こんなとか、↓

こんなとか。↓

鉢植えなので、肥料は必ず必要とされています。
(どうやら、そのようです……。)
しかし、
この肥料のやり方が実に難しい。
肥料をやったら逆に弱っちゃった、なんてことが多過ぎる!
ですので、
今年に入って、私は、肥料をほとんどやらずに、
いろんな“活力剤”を試してみました。
それでも今年はたくさんの鉢植えを枯らしちゃいました……。
ですが、この経験をもって
ようやく見えてきたことがあります。
植物に対し、肥料と活力剤をどう使うべきか?
ぜひ、みなさんもこれを参考にしてみてください。
(※本稿の初稿は2017年9月です。)
肥料とは?
肥料とは主に、・チッソ(N)
・リン酸(P)
・カリウム(K)
のこと。
だいたい、ホームセンターなどで肥料の袋を見ると、
この3つの成分の割合が書かれていますね。
これらのどれか1つが欠けていても、植物は元気に育ちません。
活力剤とは?
活力剤とは、人間がたまに飲む栄養ドリンクのようなものです。
それによって元気になることもありますが、
肥料のように、必ず必要というものでもありません。
ただ、私の今住んでいるところのベランダは、
どうにも日当たりと風通しが悪いのか、
植物が元気に育たないもので、
こうした活力剤に“活路”を見出したのでした…。
↑市販のものはどれも使い方が難しいですが、これならそう失敗はありません。
活力剤は他にもいろんな種類があって、
その成分は、アミノ酸、ビタミン類、植物ホルモンなど。
パッケージには、いかにも「これで植物が元気になりますよ」、
といったことが書いてあります。
ですが、
私は今年、いろんなものを試しましたが、
どれもうまくいきませんでした……。
(ホームセンターにあるもの以外で、
マイナーなものをネットで取り寄せて使ってみましたが、
やっぱりダメでした……。)
活力剤はどう使えばいいか?
ここからは私自身の経験値から導き出した、自論となります。活力剤は、
弱っている植物を元気にはしません。
まぁまぁ元気だけど、ちょっと弱り気味かなぁ
くらいの植物を、より元気にします。
本当に弱っている植物に対しては、
土壌改良の必要性があるでしょう。
鉢植えであれば、
かんたんにできるのは、水を何度も流し、
土を洗ってあげること。

そうすれば、
↓これくらい弱っている植物(手前のもの)が、

↓これくらいまで回復することがあります。
(これは姫乙女という極小バラの例)
昨日、活力剤をあげたら、一層元気になってきました。
(活力剤がこの状態になって初めて効いてきたわけです。)
私の場合は、
いろんな肥料や、空振りに終わった活力剤が、
土の中に残留し、
それが、植物が最低限自分で立ち上がろうとする力を
阻害していたようです。
でも、
「まずは自分で立ち上がってみろ!」
とばかりに、土をまっさらな状態に戻してやると、
植物はひとりでに力を取り戻してくるようですね。

つまり、
肥料=主食、
活力剤=栄養ドリンク。
人間と同じように、植物も、
体が本当に弱り切っている時には、
栄養ドリンクでは刺激が強過ぎるみたいです。
だから、
いったん空腹状態にして、
自己回復力で、ある程度回復してもらってから、
主食や栄養ドリンクをあげる、
これが一番いいようです。
少しずつ元気になってきたので、
今度はいよいよ、肥料をあげるつもりです。
たぶん、効くでしょう。
※ちなみに、ここまで弱らせたのは、
うどんこ病の薬が効き過ぎたからです。難しいですね、植物って。
育てるの楽しいですけど。