
レジャーに出かけるときには、移動がつきもの。
車や船、電車などでしばらく過ごす時間も、
楽しく過ごせば大事な思い出となります。
トランプ、オセロはありきたりだし、用意が必要です。
しりとりも、何だか新鮮さに欠けますね。
でも、
「なぞかけ」なら、
何の準備も必要ありませんし、頭の体操にもなります。
やり方のコツをわかりやすく解説してみましたので、
ぜひ参考にしてみてください。
なぞかけとはどんなもの?
まず、なぞかけとはどんなものか、かんたんに説明をしておきましょう。
なぞかけの形式は、
「○○とかけて○○解く」
↓
「その心は?」
↓
「○○は○○でしょう」
↓
「その心は?」
↓
「○○は○○でしょう」
といったものです。
発表する前に「整いました!」と言い、
周りに人がそれに合わせて
「その心は?」と言ってあげると、
親密さが増し、場の雰囲気も盛り上がります。

このなぞかけの作り方ですが、
大きく2種類の作り方があります。
それは
「連想のみで作るパターン」と、
「同音異義語を用いるパターン」です。
↑黒ひげ危機一発みたいにパーツをなくす心配がないのでおすすめ。負けた人は「ジュース買ってくる!」みたいなことをやっても楽しいです。
連想のみで作るパターン
まずは、「連想のみで作るパターン」を、
1つのなぞかけを紹介しながら解説していきましょう。
この時のお題は、「カエル」です。
「整いました」
↓
「カエルとかけて、お城と解きます」
↓
「その心は?」
↓
「中には殿様がいます」
↓
「カエルとかけて、お城と解きます」
↓
「その心は?」
↓
「中には殿様がいます」
……これはまず、「カエル(お題)」に焦点をしぼり、
そこから連想を広げています。
・ジャンプ力がある
・大人になると陸に上がる
・鳴き声がうるさい
・アマガエル、トノサマガエルといった種類がある…
・大人になると陸に上がる
・鳴き声がうるさい
・アマガエル、トノサマガエルといった種類がある…
というふうに。

ここではその中から、「殿様(トノサマ)」を取り上げました。
すると、「カエル」から「殿様」という連想にたどり着きました。

今度は、この「殿様」から連想を広げていきます。
・家来がいる
・バカ殿
・お金持ち
・城の中にいる
・何人もの側室がいる
・カゴに乗って移動する
・バカ殿
・お金持ち
・城の中にいる
・何人もの側室がいる
・カゴに乗って移動する
そしてここでは、「城の中にいる」を取り上げました。
すると、3つの要素が出揃います。
A:「カエル」(お題)
B:「殿様」(お題から思いついたもの)
C:「城」(お題から思いついたものから思いついたもの)
まずAが決まり、そこからBを思いつき、
そこからさらにCを思いついた……
というものですね。
そこでこう組み立てます。
「A(カエル)」とかけまして、「C(お城)」と解きます。
↓
その心は?
↓
「B(殿様)」
↓
その心は?
↓
「B(殿様)」
といった感じに。
ポイントは、
A→B→Cと思いついたら、
発表の段階でA→C→Bと順序を入れ替えるところです。
同音異義語(ダジャレ)から発想するパターン
次に、もう1つの、「同音異義語から発想するパターン」を見ていきましょう。
さきほどの例でやってみます。
はじめ「A:カエル(お題)」から連想していくところはまったく同じです。
・ジャンプ力がある
・大人になると陸に上がる
・鳴き声がうるさい
・アマガエル、トノサマガエルといった種類がある…
・大人になると陸に上がる
・鳴き声がうるさい
・アマガエル、トノサマガエルといった種類がある…
この中で同音異義語として使えそうなのは、
「ジャンプ」くらいしかありませんね。
そう、週刊少年ジャンプです。

では、Bを「ジャンプ」にして、
A:カエル→B:ジャンプの流れができたら、
今度はただの連想ではなく、
Bのことを説明していきながら、連想を広げていきましょう。
ジャンプといえば、
集英社から発刊する雑誌の中で、一番部数の多い雑誌
です。
すなわち、
集英社にとって一番自信のある雑誌
ということです。
では、ここで出てきた「集英社」というワードをCにしてみましょう。
これで、
「A:カエル」
「B:ジャンプ」
「C:集英社」
と出揃いました。
ポイントはさきほどと同じで
発表の段階でA→C→Bと順序を入れ替えます。
すると、このようになります。
「A:カエル」とかけまして「C:集英社」と解きます。
↓
その心は?
↓
「B:ジャンプ」に一番自信があるでしょう。
頭に置いておくべきこと
なかなか高度な遊びなので、はじめはうまくできないかも知れませんが、
うまくできなくても
「整いました!」とか「その心は?」と言うのは非常に楽しいので、
軽い気持ちで挑戦してみましょう。

その際、頭に置いておくべきことはこんなことです。
・なぞかけには、3つの要素(ABC)が必要
・「連想のみで作るパターン」と「同音異義語を用いるパターン」がある
・発表する時に「ABC」を「ACB」に入れ替える
Aの部分は「お題」となりますので、
自分で決めなくても、人から決めてもらったり、
また、参加者みんなで共通のワードにしてみてもまた面白いでしょう。
たとえ、互いの出来がよくなくても、けなすのじゃなくて、
おもしろくツッこんであげれば、十分に盛り上がります。

移動中の車内で、家族みんなで、これをやっても楽しいですし、
大人だったら、飲み会の場でやってもスゴク楽しいですよ。
ぜひ試してみてください。(^ ^)
↑ボケは下手でもツッコミがうまければいくらでも盛り上がります。