
今回は、
巷で、まことしやかに囁かれている、
「朝、ビタミンCを摂ってはいけない」
「朝、ビタミンCを摂ると日焼けする」
という噂(聞いたことありますか?)
を、検証します。
ビタミンCとビタミンC誘導体は違う
さて、誤解を招かないように先に結論を言っておきましょう。
「朝、ビタミンCを摂ってはいけない」
というのは
ズバリ、嘘です。
純粋なビタミンCは、とても酸化しやすい成分なので、
肌にのせたまま日光に当たると、
シミの原因になると言われています。
しかし、
私などは、ビタミンCをいつも粉末で大量に購入していますが、
これを直接肌に載せようとは、一度も思ったことありません。
(毎日、ハーブティーやヨーグルトに入れて飲んでいます。)
→【1kg】高品質ビタミンC粉末100%(L-アスコルビン酸)(計量スプーン付)
ではなぜ、
このような噂が囁かれているのか?
それは、
「ビタミンC」と「ビタミンC誘導体」
が、ゴッチャになっているのですね。
ビタミンC誘導体は、ビタミンCと違い、
肌に直接触れてよいものです。
これは主に、
化粧水などに使われていますね。
ビタミンC誘導体とは?
ビタミンCは、このブログで何度か紹介させて頂いたように、
抗酸化作用や美白などの効果に優れた成分です。
しかし、
成分自体がもろく、壊れやすく不安定なため、
化粧品にそのまま配合しても、
その効果がなかなか発揮されません。
このビタミンCを人工的に改良し、
安定化させた成分のことを「ビタミンC誘導体」と言います。
ビタミンC自体は、前述のように、
皮膚にそのまま塗っても、皮膚への浸透はほとんどありません。
(浸透しないどころか、すぐに酸化しますのでむしろ悪影響…。)
一方、
ビタミンC誘導体は、
皮膚への浸透力を高めるだけでなく、
皮膚内に浸透してからビタミンCに変化する、という特徴を持っています。
これをさらに2つに分けると、
『水溶性ビタミンC誘導体』と
『油溶性ビタミンC誘導体』
に分かれます。
水溶性ビタミンC誘導体は、
化粧水や美容液に配合され、
一方、
油溶性ビタミンC誘導体は、
主に、クリーム等に配合されています。
→エビス化粧品(EBiS) Cエッセンス (10ml) ビタミンC誘導体配合 毛穴ケア 日本製
ビタミンC誘導体のもつ作用
この、ビタミンC誘導体は、ビタミンCと似て非なるものなのですが、
ビタミンCの良い作用がそのまま当てはまります。
●抗酸化作用
●新陳代謝を促す作用
●できてしまったメラニンを還元して色素沈着を防ぐ作用
●皮脂分泌のコントロール作用
●肌をなめらかにする作用
●シミ、シワ、肌のたるみを改善する作用
●新陳代謝を促す作用
●できてしまったメラニンを還元して色素沈着を防ぐ作用
●皮脂分泌のコントロール作用
●肌をなめらかにする作用
●シミ、シワ、肌のたるみを改善する作用
……まさに、ビタミンCのお馴染みの美容効果そのままですね。

では、ここでいよいよ本題、
「このビタミンC誘導体は、朝塗っちゃいけないの?」
ということですが、
……ぜんっぜん、そんなことはありません。
じゃあ、
「純粋なビタミンCは朝摂っちゃいけないの?」
……これも、ぜんっぜんそんなことありません。
でもこれは忘れないでくださいね、
当然、
純粋なビタミンCを直接、肌に塗ってはいけません。
それは朝も夜も昼も、同じです。
→そのまま! ビタミンC 誘導体 + リッチ (20mL)
朝、柑橘系フルーツを摂ってはいけない?
では、「朝、ビタミンCを摂ってはいけない」
というデマは、いったいどこからきたのでしょう?
それはおそらく、ここからでしょう。↓
柑橘系フルーツに含まれる
「ソラレン」
と呼ばれる光毒性物質が、
実は、
紫外線の感受性を高めてしまうんですね。
柑橘系フルーツといえば、
ビタミンCが多く含まれる食品の代表格。
しかし、
柑橘系フルーツには、
このような落とし穴があったのですね。
要するに、まとめますと、
●朝、ビタミンCは摂ってよい
↓↓↓
●ただ、柑橘系フルーツで摂ると、それには「ソラレン」が入っていて、 紫外線の感受性を高めてしまう
↓↓↓
●朝、ビタミンCを摂るなら、「サプリメント」で摂りましょう!
……ということです。
→DHC ビタミンC(ハードカプセル) 60日分 120粒
【おまけ】肌は夜回復する!
ここまで読んでくださった方、ビタミンCにしても、
ビタミンC誘導体にしても、
「じゃあ、朝、昼、夜、いつ飲めば(いつ塗れば)いいのかしら?」
という疑問が、まだ残っているのではないでしょうか?
これは、
基本的には
時間帯は関係ありません。
強いて言うならば、
睡眠中に肌ダメージの回復がなされるので、
夜に摂るのがより効果的
だと言えます。
そうなんです。
ですから、やみくもに恐れることなく、
ビタミンCの効能に思う存分あやかりたいものですね。