ストーリーカウンセリングとは?
ストーリーカウンセリングは、あなたの人生をストーリー化し、第三者視点で見つめ直す手助けをするサービスです。
あなたは〈インタビュー〉を受け、そしてその〈原稿〉を読むことができます。
「まるで取材を受けるみたい!」と思われたかも知れませんが、まさにその通り。
ストーリーカウンセリングでは、あなたに“架空の取材”をいたします。
なぜ架空なのかと言えば、これは“どこにも発信する予定のない取材”だからです。
この取材は、あなたがこれまで辿ってきた人生の道筋(ストーリー)を掘り返し、何らかの気付きを得ていただくために行います。
あなたの人生を“誰かに”知ってもらうためではありません。
“あなた自身に”知ってもらうために取材をするのです。
ストーリーカウンセリングでは、あなたの人生を、最初の部分から、時系列に沿って、丁寧に伺っていくインタビューを行います。
それによって、あなたが今抱えている悩みの根源が見えてきます。
言うなれば、ストーリーカウンセリングのインタビューは、『あなたの悩みの根源を見つけるためのインタビュー』と言えるでしょう。
「あれ? もしかすると今の悩みは、アノ出来事が影響しているのかも知れない……」といった感じです。
そこが見つかってしまえば、悩みからの脱出までは、あと少し。
「あの時はああしてうまくいったのだから、今回だってこうすべきかも……」または、「あの時はああして失敗したのだから、今回はこうすべきかも……」といったように、自ずと解決策が見えてきます。
ストーリーカウンセリングと他のカウンセリングサービスとの決定的な違いは、あなたがお話しした内容がコラム原稿としてまとめられることです。
インタビューの内容は、『中国故事』の1つと絡めたコラム原稿にまとめられます。
「なぜ中国故事なの?」と感じる方もいらっしゃるも知れませんが、じつはここにも秘密があります。
中国故事は、物語調の短い名文ですが、格調高い文体でありながら非常に示唆に富み、多くの人にとって奥深さと興味深さが実感できるものです。
そのため、出来上がった原稿は、あなた自身について書かれたものでありながら、あなた自身も第三者目線で読み物として楽しむことができます。
ストーリーカウンセリングならではのメリット
ストーリーカウンセリングは架空取材と言えども、そのインタビュー&コラム原稿は、取材ごっこのレベルではありません。
代表は、かつて実際に大手新聞で企業紹介コラムを書いてきた経験を持ち、ストーリーカウンセリングにおいても、新聞記事と同様のプロクオリティに仕上げます。
また当然、原稿が手元に残るため、“サービスを受けたという実感”もしっかりと得られます。
一般的な心理カウンセリングは、継続して受けることが重要とされていますが、ストーリーカウンセリングは、基本的に、一期一会(いちごいちえ)の精神で行います。
なぜなら、“その時点”での人生ストーリーを原稿にまとめるからです。
そのため、何度も繰り返し受ける必要がなく、一般的な心理カウンセリングよりも、手間も費用も少なくても済むと言えるでしょう。
日本において、カウンセリングが一般化していない要因のひとつとして、「心の専門家と称する存在への猜疑心」があります。
ストーリーカウンセリングでは、あえてインタビューという形式を取り、プレッシャーを軽減するとともに、あくまでも「インタビューする人とされる人」といったフラットな関係性を重要視しています。
なぜなら人は、どうしても権威的存在には“服従心”を持ってしまい、それは“依存心”へと繋がってく恐れがあるからです。
その点、ストーリーカウンセリングはフラットな関係で行うため、「依存心を生まず、“自立心”を育みやすい」といった副次効果もあります。
※言葉遣いがフラットということではありません。互いに敬意を払ったコミュニケーションが大事と考えます。
ストーリーカウンセリングが目指すこと
ストーリーカウンセリングは、「自分を第三者視点で見ることによって、悩み解決の糸口を見つけよう!」というテーマですが、それだけではありません。
ストーリーカウンセリングが、あえて手間をかけて、インタビュー内容をコラム原稿にまとめるのは、あなたが歩んできた人生が、重厚で濃密でかけがえのないものであったと、心の底から思ってもらえるように、という意図があります。
自分自身を好きになることができれば、人はほとんどの悩みから解放されます。
したがって、「自分を好きになることであらゆる悩みから離れよう!」というのが、ストーリーカウンセリングの真のテーマであると言えるでしょう。
人が自分を好きになるためにはまず、これまでの人生で自分の身に起こったことを整理し、その上で受け入れる……というプロセスが欠かせません。
〈過去〉を受け入れることができれば、その結果として行き着いた〈現在〉をも受け入れることができます。
受け入れるとは、「これでいいんだ、これが自分なんだ、これでこそ自分なんだ!」と自分を許し、そんな自分を好きになることです。
〈過去〉と〈現在〉を受け入れて自分を好きになれば、これからやってくる〈未来〉をも受け入れることができます。
ですから、ストーリーカウンセリングでは、あなたの悩みに対して直接その内容を聞くようなことはいたしません。
インタビューでは、これまでの「人生のあらまし」をお聞きしていきます。
それをある意味、独断と偏見によって簡略化しつつ、原稿の中には、あなたが未来に対して希望を抱けるようなメッセージをさりげなく込めさせていただきます。
そうして、あえて〈心の奥〉にメッセージを送ることで、あなたの中にある希望を呼び覚まします。
ストーリーカウンセリングは、確かに手法としては珍しい形式を取っていますが、「心の問題を解決へと導く手助けをする」という意味においては、一般的な心理カウンセリングと目指す目的地は同じです。
ですが、ありきたりな道を進まず、あなたの自己肯定感を刺激し、あなたが自分を好きになるお手伝いをすることで、結果的にその目的地への到着を目指します。
なぜこのような遠回りをするのかというと、それは、あなた自身の力で目の前の壁を乗り越えてもらいたいからです。
ストーリーカウンセリングは、唯一無二のオリジナル手法で、『あなたの真の意味での成長と自立』を応援いたします。
ストーリーカウンセリングの流れ
ストーリーカウンセリングでは、インタビューを始める前に、専用の事前記入用紙をお渡しします。
そこには「きわめて抽象的でシンプルな質問が2問」と「原稿をいつ受け取りたいか?」3つの選択肢の中(1週間後・2週間後・1ヶ月後)から選んで丸をつけるようになっています。
※どのような抽象的な質問かは、ここでは明かさないほうが面白いと思います。
はじめに人生のあゆみを大まかにお伺いし、その上で時系列に沿った形で、細部にわたってお伺いしていきます。
ストーリーカウンセリングのインタビューでは、人生の各エピソードの有機的繋がりに特に注目していきます。
何が起こり、どのような感情を抱き、どのような決断をしたか、といったふうにです。
ですが、特にむずかしく考える必要はなく、ただ、こちらの質問に答えていくだけで大丈夫です。
インタビューは、90分間です。
進行管理上、90分の時間はカウントいたしますが、上記の事前説明や、原稿にまとめるにあたっての補足質問などもいたしますので、全体としては120分ほど見ていただければと思います。
インタビュー後は、特にやりとり等はございませんので、後日、原稿が届くのを楽しみにお待ちください。
ストーリーカウンセリングのインタビューでは、思い出せないことを無理に思い出そうとする必要はありません。
また、必ずしもそれが正確である必要もありません。
ある意味、「過去は幻」です。
ストーリーカウンセリングでは、相談者様が今立っている足元を確認するために、どのような形であれ、まずは「ストーリー」にしてみることが大切と考えます。
SCについてよくあるご質問
ここでは、ストーリーカウンセリング(以下、SC)に関して、皆様から寄せられる質問とその回答をご紹介します。
他にもご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ストーリーカウンセリングのご利用にはご予約が必要です。
13:00〜と17:00〜の時間帯が選べます。